TOJレポート最終回
最終、東京ステージ
ここまで来てしまった。前日の修禅寺でシマノの鈴木譲選手が送れたので13位->11位へアップ。目標としていた一桁には届かなかったけれども、まあよくやったと自分でも思う・・・ってまだ終わっていない。
日比谷は雨だった。結局最終日はレース中も強まるばかりで、終わってから弱くなった。東京プリンスはやっぱりこれまでの宿のどこよりも快適で、インターネットもしっかり使えて久しぶりに外の情報を大量摂取した。ご飯も豪華。
しかし豪華な宿を堪能しに来たのではない。仕事しに来たのだ。本日の学連チームの主要命題を挙げる
・堀内と橋本はとにかく目立て(秋田さんの声で)
・西薗は安全にゴールを第一+αとして上に準ずる
・木守はゴールスプリントで10位入賞を狙え。
ともかく最終日は木守だった。やつは美濃のラスト登りを乗り越え、ゴールで12位にほぼ独力でねじこみ僕らの信頼を勝ち得たのである。
スタート地点でいろんなインタビューを受けたりサイン(出走サインでない)をしたり!する。われわれアマチュアなのですがいいのでしょうか。雨の用意として暖かいマッサージオイルをぬってもらいまくって出走する。
高橋と飯野はたくさん写真を撮っていたが寂しそうだった。無念
堀内はちょっと不安げ。橋本は腹をくくっている感じがする。木守は気合いが入っている。
スタート。前にならんでいたがみんな最後の見せ場を作りたいようで都心のやばげな道をパレードから既に前へ前へと押し上がろうとする。最初のうちの路面がきゅるきゅるすべるところで結構怖い。神経を集中しながらしばらく走っていると見覚えのある景色。大井埠頭である!それにしてもそこまで周りの風景をなにもみなかった。今回のパレードそんなのばっかり。
で、怒濤の行進が始まった。あまりにも視界が悪くて暗く、サングラスの色をミスしたと気がついたときにはもう遅い。僕は度付きサングラスなので外して明るくするということができない。あらかじめ明るい色のサングラスをつけるほかにはないのだ。
集団後方で引き潰される感じ。きつい。序盤はたまに意味不明な地点で落車が起こる。
前方では逃げが連発しているらしく、しかも集団がそれをヒステリックに回収している模様。おかげで落ち着きません。きついので途中からやっぱり前日と同じく前の人に乗り移った(笑)辻本さんとかが具合がよろしかった。
徐々に集団のペースが落ち着いていく。途中真理選手が平塚選手にベストをもらっているのを目撃。ポイント賞がかかっているので大事な場面だったはずだが厳しそう。寒いようだ。と、思ったら僕も寒い気がしてきた。
集中してポジションを保って最終に向けて行く。
最終周回に入ってまずほっとする。少なくとも完走できる。しかし、最後の一仕事をしたいところ。しかし場所取りは熾烈を極め、ペースは凶悪な上がり方をしている。また、仕事を終えた選手が力を抜くので中切れが起き始めた。
飛び石のごとくメイン集団に繰り返し復帰し、ぶらさがる(そもそも前にいろ)
で、最終ストレートでは最後の中切れを埋めるスプリントが僕のゴールスプリントでした。
厳しいなかでも木守は再び12位に。橋本は逃げに入ろうとして攻めた。堀内はうまくいかなかったがともかく完走。
濃厚な一週間が終わった。
学連チームは僕と木守で合わせて3回賞金ゲット。僕の総合11位、4人完走と一応の合格点を得た。しかしやはり6人そろってゴールしたかった・・・
とにもかくにもこの激しい戦いを通してお互いに刺激しあい、絆が生まれたと思う。
そして通常の仕事があるにもかかわらず、1週間という長期間監督として働き、毎日凶悪なダウンヒルを車で攻めた三宅監督には頭が上がりません。監督の苦労に比べると僕の学校を1週間ぶち抜く苦労はへなちょこです。
そしてもちろん中央添田監督、京産からは秋田監督、山岸さん、小佐野さんありがとうございました!
美濃ステージでは朝日のみんなもThanks!
学連代表として出場としたこの試合、レポートが全ての学連選手に資することを期待して筆をおこうと思います。