UTokyo bicycle racing team

6/3 全日本学生選手権TTT 9位
この結果が、8位だったらどれだけ救われただろうか。入賞は最低目標、くらいの気概で挑んでいた今大会。入賞にも届かないという結果に、ただただ悔しかった。全国大会で入賞できるチャンスなんて自分の人生これっきりだろうというくらいに思って気合いを入れていたので…。
数日前からテンションが抑えきれずもう大変だった。もう少し精神コントロールができていた方がよかったのでしょうが…。
往路1
ちょいあげの配分でスタート。思っていたほどに調子が良くなく、その旨伝える。ちょいあげの配分のままでいくことに。この時、「調子が良くない」と言ってしまったようで、後から聞くと皆を心配させてしまい、また、士気を落としてしまったようで反省。伝え方は大事。
ただし、想像以上に(去年よりはずっと)力を使った感じで往路1が終了。去年余裕があったことをふまえるとこんなものかという感じ。
復路1
本来後ろにつくことを考えると向かい風の方が楽なはずなのだが、割と普段から、ぐんぐん進んでいく追い風の方が個人的には楽に感じる。今試合でも折り返した途端だいぶ楽になった気がした。後ろの声に気づかず、後ろの人たちを一人で置いて行ってしまう場面も。TTヘルメットは想像以上に声が聞こえづらいので、大きな声でコミュニケーションをとることの重要性を本番になってより深く認識させられた。来年以降出場する選手は気を付けてください。
また、長岡中心に途中からこのペースでは厳しいという話になり、落とすことに決定。そのあたりの理由で、往路1より出力が下がったものと思われる。
往路2
復路1までは調子が良かったのだが、折り返して向かい風になってしばらくするときつくなってくる。先頭出力が落ちていると言われ(自分でも把握)、先頭の配分を減らしてスピード維持をするように努める。秋山と井上が結構引けていたので(実際は結構きつかったらしいが)彼らに任せようと思う。出力は下げようという話になったんだったかな?
この辺りから、きつい中無理やり頑張ろうとしたせいで先頭出力の乱高下が始まる。こういうことをすると自分はよくとも、全体に悪い影響を与えるので本当に悪いことをしてしまった。非常に反省。
さらに追い打ちをかけるように、股間に激痛がやってくる。ダンシングを多用しなんとか紛らわせるが改善しない。スムーズなペダリング動作ができなくなり、余計に引けなくなってくる。TTTの途中に集中力が欠けるというのはあってはいけないことなのに、完全に集中力を失ってしまっていた。
復路2
折返し地点で股間が痛い旨を叫んでいたら、長岡に叱られる。皆には本当に申し訳なかったが、長岡に叱られたことで集中力を取り戻し、股間の痛さを無視して漕げるように。
皆が引けなくなってくる中、先頭出力は大幅に落ちるが自分が長時間引くという展開に。結果的に、自分は復路2で最も高い出力を記録。ここまで残っていたならば、往路2でもっと自分が引けたはずで、本当に申し訳ない。
崩壊しつつもそれなりに我慢できてゴールできたと思ったので、8位入賞くらいは果たせたかと思ったが、結果は及ばず。競技生活で最も悔しかった。
だいぶ出力は落ちたのに復路1より速度は上がっていたので、相当風の状況が変化したものと思われる。風の影響はこんなにも大きい。もしかしたら、東大はスタート順がついていなかったのかもしれない(あくまで可能性)。
***
結果的に考えると、周りの大学のレベルが想像以上に高かった。東大が入賞するには最初のペースを最後まで維持しなければならないくらいだったから、かなり厳しい戦いだったといえる。今回はペースを落としてしまう展開となったが、大きな崩壊までには至らず、入賞くらいはできたかなとゴールした際には思ったものの全然及ばなかった。
この中で入賞するためには、各人のぎりぎりの配分を練習段階からもっとつめ、その配分を本番でぴったり維持するという、非常に小さな針の穴を通すような作業が求められていたのだと思う。逆に、そこまでできれば、今年の東大は入賞できたとも思われる。非常に厳しい戦いとなってはいくが、周りの大学のレベルが上がっていく中でも、入賞のチャンスはまだ十分にあるとは思う。
何を目標にしていくかは後輩次第ですが、僕はそう思いました。
あと、すこしだけ望みのある話をすると、復路2では、だいぶ出力は落ちたのに復路1より速度は上がっていたので、相当風の状況が変化したものと思われる。風の影響はこんなにも大きい。もしかしたら、東大はスタート順がついていなかったのかもしれない(あくまで可能性)。あまりにも周りのレベルが上がっているので…(まあある程度は本当に上がってるのだろうけど)。
***
三宅監督、中村さんありがとうございました。柿木克之さん、練習段階から多大な協力をいただき、本番にも激励に駆けつけていただきありがとうございました。
サポートや立哨をしてくれた部員のみんなありがとうございました。毎試合の手厚いサポートには感謝しています。応援にきてくださったOBの皆さんも本当にありがとうございました。
昨年に引き続き今年も宿泊させていただいた植田家の皆様、おいしいお食事までいただき、ありがとうございました。
ホイールを提供していただいたG.S.Astuto様、タイヤを提供していただいた日直商会様、本当にありがとうございました。
(この日記は7月18日にレース当時を思い出しながら書いたものです。レポート遅くなり申し訳ありませんでした。)




6/4 全日本学生選手権ITT
体調不良によりDNS。気づいたら発熱していた。気持ちが切れたからなのかな。