UTokyo bicycle racing team

 自転車部競技班新入生の西薗良太です。なにかアカウントの関係でZonzonの日記などというトチ狂ったものができてしまっているのはご愛嬌・・・・。
 今回はシードが飯山クリテリウムでとれなかったために、個人ロード予選から出場することになりました。また、一年生ではありますが自分は高校でもロードをやっていたということもあって門田杯でも経験を積ませてもらえることになりました。実に貴重な体験です。個人ロード予選は40キロ、門田杯では100キロ、どちらも日本CSCの厳しいアップダウンが続く5キロ周回コースで行われました。天気は両日ともに快晴、日中はかなり暑いと感じました。
 19日は朝8時用賀にて集合して、OBの方から用意していただいたESTIMAによって快適に現地入り。伊豆は初めていくので見るものが珍しかったです。到着すると女子のピストが既に始まっており、がんばっているようでした。時間には余裕があり、食事もきちんと済ませ、試走もアップも入念に行うことができました。初めてのCSCなので下りのときのコーナーや、上りの長さ、地面の基本的な凹凸などを先輩達から解説を受けつつアップすることができました。
 スタート地点に到着するとずいぶんみんな気が早くて(そのときまだ30分以上前でした)場所取りに精を出していたので、自分達の場所取りおよび出走チェックでみんな苦労しました。とはいえこれはこの日の特殊事例だったようなので、別に行くのが遅かったということではないと思います。
 40キロという短い距離なので補給は最小限にとどめました。ウイダーを一本、ボトルは二本(クエン酸、メダリストの粉末を水で割ったもの)積んで、緊張の出走です。
 ゆっくりとしたローリングスタートでレースが開始したものの、それほど過激なデッドヒートには、最初からはなりませんでした。4周目前後まで淡々とペースが上下しながら周回を重ねます。ペースは9分〜9分30ぐらいだったようです。上りで少しがんばっては下りでだらだらと流すインターバルのような状況が続きます。今井さんもかなり余裕があるようでたまに一人で飛び出しそうになっていて、もうちょっとがまん!とか声を掛け合っていました。
 半分もすぎると上りで足の違いが見分けられる状況になってきました。普通に走っているだけで上りですっと前に出てくる余裕のある連中が数人いることが見受けられました。
 7周目、レースが動きました。その「足の残っていそうな連中」が3人ほど先行、アタックがかかります。(その前に二人前に逃げていました)これは決まる!と直感した自分も逃げに乗りました。そして前の2人を吸収し、結構なペースでメイン集団から逃げます。自分はかなり足に余裕がなかったので、説得作戦に出て、自分が切れない程度に走った方が先頭後退でまわせる!と力説しました。
 結局8周目で6人の集団から2人は完全に逃げ切りました。残り4人はゴール勝負になり、その中で2位に入って4位でした(東工の方にちぎられました)無事予選通過
 一日目終了後水のがぶ飲みや、レースからくる疲労でかなり困憊しましたが、丹沢さんのマッサージによってかなり復活!決定的な疲労を残すことなく翌日に望むことができました。本当にありがとうございました。今回宿がかなり快適で助かりました。
 二日目、門田杯。今回もよく準備して出走できました。サポートしてくれたチームメイトの皆さんありがとうございます。丹沢さんからはアップマッサージまでやっていただきました。本当に至れり尽くせりありがとうございます。
 今回悩んだのは補給でした。100キロのレースはかなり未知の体験で、どうやって補給すればよいのか感じがつかめません。とりあえずウイダーを2本とバナナを一本もって出走しましたが、走っている途中に過ちに気づくことになります。
 9時出走、いきなりチームメイトのちょこっとしたトラブルを目にしながら、レースは進行します。7周目まではかなり落ち着いたペースが保たれ、昨日より早いとはいえまだついていける速度域です。それまで少々先行する選手が出ても集団は冷静に観察を続けました。僕は目安として鹿屋体育大学の選手と同じぐらいの位置を心がけました。8周目ぐらいで乳酸閾値に突入するぐらいのペースになり始めたものの、ここは踏ん張り時、ぐらいにおもいました。しかし9周目、突然前方が秀峰亭の上りで猛烈に踏み出しました。本格的なアタックです。集団は二分され、僕は第二集団に入りました。高木さんもいました。
 一度切れた集団なのでペースは落ち着いているのかと思いきや、思った以上に早く、各所でちぎれそうになってはつくことの繰り返し。そしてついに11周目頃に完璧に一人旅になり、そこからは止まりそうなへろへろ走りが続いて13周目でおろされました。ゴールが遠い・・・。
 補給の反省点ですが、ウイダーのパックを飲もうとしたら意外と走りながらではキャップが外せない!先にボトルに入れておくべきでした。バナナに至っては食う余裕がなかった。途中水をかけてもらったのは結構ききました。暑い日にはいいと思います。
 そのウイダーは岩崎さんの提供だということで、大変お世話になりました。ありがとうございます。
そして女子の応援をして、家路についたのでした。長い長い二日間だった・・・・
OBの皆さん、監督、チームメイトのみなさんありがとうございました。