UTokyo bicycle racing team

インカレレポート
団体追い抜き、ポイントレース、ロードレースに出させてもらった。ちょっと長くなりそうですがご勘弁を。
トラック:佐藤・鳥居・浦・林で挑んだ団抜き。東大記録を狙ってのチャレンジだったが、機材トラブル、本番でもトラブル、俺の不調等々記録に挑戦する以前の問題だった。インカレ本番と言えど”練習の再現”でしかないと思う。本番の機材で、本番のペースで、本番の距離で、本番の時間帯に、本番の仕上がりで練習する機会を極力設けるべきだった。後輩のみんな覚えといて!それと最後に、本番足を引っ張ってしまったことを同期の佐藤に謝りたい。練習からリーダーシップを発揮してくれ、4年間なんだかんだ一緒にやってきた佐藤と記録を残したかった。。。ポイントレースに関しては、気負うこともなくリラックスして挑めた。日本の学生の中距離のレベルアップも相まってほんの2、3年前とは別次元の種目になっていると思うが、正直言ってロードレース他どの種目よりも一番楽しめる種目だと感じた。自分で言うのも難だが、向いていたかもしれない。DNFですが。
ロード:本番に関しては特にありません。トラックからの不調・疲れをこれでもかというくらい引きずった。労力を使ってくれたサポートの皆さんに謝りたい。
危機感を強く感じた。
インカレでベストパフォーマンスが出来ず悔しい、とは全く思わない。各々の練習量が…とか本番の立ち回りが…とか、細かいことは色々あるかもしれないが、総じて東大が弱かった、それだけのことだと思う。西薗さんがいた時代からレベルはとてつもなく上がっている。西薗さんが取り組んでいたトレーニングを高校生でさえやっている。今回のロードで国立が全く振るわなかったことは、もはやローラーではとてもじゃないが戦えるようにならないと証明しているんじゃないか、そう思えてくる。「推薦校は朝練を毎日してるから、その分パワーメーターを使って濃い練習を…」という魔法の言葉を信じていたら、今ではパワーメーターを使いながら朝練している大学との差は開くばかりだ。伸びしろがいくらでもあることに変わりは無いから、最低でも他大と同等の距離を乗る時間を作りさえすれば差は縮まると思う。無責任に聞こえたら申し訳ないが、「ローラーで勉学と両立するしかない」という思いが強いうちは何年やってもこの国立弱体化の流れは止まらないと思う。時代が時代だから。もうどうしても時間がなければ、トラックに絞るか辞めるかすればいいと思う。結果は一生出ないから。
と、インカレを終えて漠然と感じた。めちゃくちゃ無責任な発言ですいませんでした。説得力ないじゃんと感じる人はそれで構いません。「俺たちはダメだったけど、後輩には頑張って欲しい」と言うだけなのは余りにも無責任だと思います。今さらこの絶望的状況に気づいたことに、次世代の後輩がゼロからスタートしなければいけなくなってしまったことに、最高学年として強く責任を感じています。本当にごめんなさい。ただ、浦・林・和泉・中野・草部(もちろん福田と小林も!)にはものすごく期待してます。どんな道をこれから進んだとしても応援します。ロードが厳しいと感じたら思い切ってトラックに絞るのもいいんじゃない?ロードに絞ってもいいんじゃない?練習の一環として必要なことを毛嫌いするのは良くないけど、、、それぐらい二兎を追うことが難しくなってきていることだけはわかって下さい。覚悟して、あらゆることを犠牲にして初めて見えない壁が見えるようになってくると思います。他大の選手はそもそも自転車に懸けて自転車のためだけに大学に入ったのだから(大げさ?)、同じ土俵に立つことから始めよう。誰かが何かしらを成し遂げた暁には、叙々苑の焼肉で一緒に喜びを共有したいです。(圧倒的奢りで。)
三宅監督からは多くを学びました。スポーツとはどんなものか、自転車競技とはどんなものか、そもそもの常識、、、こっそりと第2の親父的存在でした。深謝しています。これからも接点を持っていたいと思います。
まるで人生を引退しそうな勢いですが、スケジュールが合えば六大戦や神宮は出たいです。もちろん結果にはこだわりますので、そのときは他大の4年生の皆さんも宜しくです。
p.s.深イイブログ選手権優勝は佐藤と荒牧さんに譲ります。
鳥居新悟