UTokyo bicycle racing team

千葉将太

遅くなり申し訳ありません。インカレトラックのレポートを更新します。

8/25 インカレトラック 美鈴湖

ケイリン 予選落ち

1回戦 5位 / 敗者復活戦 4位

このインカレトラックは競技人生で最大の目標としていた大会である。この日のために全て積んで来たし、この大会があるからこそ練習などを頑張って来れたというのがある。インカレトラックを意識していなかったらチーム内で1人で短時間の練習を続けられていなかったと思う。しかし、結果は負けてしまった。勝ち上がることが出来なかった。本当に何よりも悔しかった。今までやってきたことは間違ってはいなかったと思うし自分自身が成長していることは実感していたのだが、全く足りていなかった。

1回戦はイン側に入ってしまい、正直どうしようもなく終わった。そもそも最初にイン側に入ってしまったのがミスだった。敗者復活戦は残り1周を切るところまで前に1人置いた2番手で、残り4分の3周でもがき始めたのだが、自分の後ろの選手との加速の差で前に入られてしまい着を取る事が出来なかった。特に敗者復活では組み合わせや展開ともにほぼ理想的で、いけるかもと思っていただけに力の差で負けてしまった事がとても悔しかった。部員や応援して下さっている方々には東大が決勝進出する所を見せたかったのだが、それは叶わぬ夢に終わってしまった。結果でお返しする事が出来ず、とても申し訳ない気持ちにもなった。

試合前の合宿や試合当日に試合に集中できるようにサポートをしてくださった皆様本当にありがとうございました。また、試合役員や応援で美鈴湖までお越し下さった皆様もありがとうございました。

 

ここからは少し感想のようなものを。自分が上の学年になるにつれて、"自分は部に対して何ができるのか、後輩に何か残せることはないか"という思いが強くなり、それが自分の中でひとつの大きなモチベーションになっていた。ここ数年東大からは誰も出場していなかった短距離種目に挑戦する事で、新しい風をチームに吹き込む事が出来たら嬉しいと思って出場し、続けてきた。最初は当然ながら走り方は分からないし、走り方の分かる先輩もいないので手探りの状態だった。練習内容もかなり試行錯誤だったように思う。ただ、自分で考えて徐々に自分なりのやり方を作っていく過程はかなり面白いものでもあった。

強くなるために出来ること、やるべきことを自ら考えて実行する。そしてその結果を試合で出して、見てもらう。そういった内容は楽しかったし、本当に充実していた。濃密な自転車競技生活、そして大学生活をこの部のおかげで送ることができたと思っている。東大自転車部には感謝しかない。この部に入って、自転車に打ち込んできて本当に良かった。

また、最後に、道に迷った時には進むべき方向を教えてくださった三宅監督、今までありがとうございました。始めはよく分からなかった短距離の練習内容を教えていただいたり、試合のフィードバックをいつもしていただきました。そのおかげで自分は進むべき道を迷うことなく前進し続けることができました。今まで誠にありがとうございました。

 

4年間ありがとうございました。