UTokyo bicycle racing team

インカレロード

遅くなって申し訳ありません

 

インカレロード

乗りはじめてちょうど1ヶ月、福島合宿では全然脚が全く戻らずにどうなることかと思ったが後半合宿では徐々に戻ってくるのを実感できるようになった。ペース走は青木あたりとは脚が合うようになってきたし、5分あたりも調子がよければ響さんくらいのスピードで踏めるようになった。ただソリア域がどうにもこうにもならず、全く戻らなかった。感覚としては心肺8割筋肉6割5分といったところか。 勝負は厳しいが、なんとか最初のりきって、中盤ペースアップになんとか対応したいと思っていた。180度カーブのせいで後ろいると死んでしまうので、なんとしても前にいようとした。 スタートした時は真ん中やや前、そのあとのローリングはブレーキがかなりかかって全然前に出れない、180度回って五分坂で一旦止まったときはわりと後ろの方になってしまっていた。リアルスタートのあと、五分坂ペースが速く、少しポジションを落とす。そのあとの下りは死ぬほど延びていて少しはポジションあげられたが、最後の坂は相当きつくなってしまった。スタートフィニッシュでまえをみると前に4人ほどいただけで集団は見えず、ちぎれていた。そこからはグルペットでなんとか回して180度ターンで集団の最後尾か前のグルペットかに追い付いたかと思ったが、先頭400wとかで回していた脚のダメージは大きくあえなく5分坂で死亡。2周でDNFだった。

まず技術面。前に出れてない。やはりロードレースで先頭付近で展開できたことがなく、今回もだめだった。180度ターンがあるからなおさら前にいなければいけなかったのだが。ローリング序盤では真ん中あたりにいたから全然前に出れなかった。その後横に出て前に上がる流れに何度か乗れたが、後ろから真ん中には上がれるがそれより前はうまい人が多いせいか全然上がれなかった。登りでは脚がないと前に出れないし、下りではそもそも後ろにいるから少し前に行って終わり。最初から前で展開できてる坂野とか新谷さんは何してるの。今回のような序盤ハイペースのレースは後いると終わる。 次に体力面。そもそも最初の5分や3分の坂でポジションを落とさないだけの脚がなかった。状況を考えれば少し落としちゃうのはしょうがないにしてもある一定以上後ろに下がっちゃうとみんなまとめてちぎれちゃう。5分走とかやっていたがまだ足りてないよう。あと周り見てて思ったのはサクッと速度を上げて前につくことができなる人はダメージ小さく前上がれたりできてるということ。ここらへんは身体も頭も足りてない。

 

たらればを言うのは情けないが、正直あと一か月あれば、あと一か月早く怪我が治っていればと思わずにはいられない。最初のペースを耐えきれて集団で走れていただろうか。少なくとも中盤までは東大が二人走っている状況を作れただろうか。そんなに甘くはないのかもしれないが、自分自身もっと走りたかったし走れていたらどうなっていたのか相当自分に興味がある。1年に一回だけのインカレがたったの2周で(実質的には半周で)終わってしまったのがなんとも情けなく、やるせない。1年前のまだ右も左もわかってないときもこの美麻でインカレを外から見たが、今年もまた美麻でほとんどを外から見ることになってしまった。仕方ないところもあるかもしれないが1年という時間の長さを考えるとどうしても空しくなってしまう。最後の1年は「圧倒的成長」をかましたいですね。

 

最後になりましたが、合宿、レースといろいろな人にお世話になりました。中西をはじめ合宿を回しレースのサポートをしてくれた部員、インカレメンバーが練習に専念できるよう飯などで動いてくれた1年生、他のインカレメンバーと脚が合わないからわがままを通して練習相手になってくれた1年生や安西さん、依田さん、酷使してしまいすみません。(特に青木)本当にありがとうございました。合宿で何の弊害もなく練習することができました。また、脚が戻らなくてぶーぶー言ってる僕を励ましてくれた方、脚が戻り始めてる僕の気分を乗せるように声をかけてくださった方、ありがとうございました。

そして今回使わせていただいたバイク、タイヤを提供していただいている日直商会様、ありがとうございます。決戦装備ということもあり相当走りが軽かったです。安西さん、井上さんは機材見てくれてありがとうございました。そして当日補給などしてくれたサポートの方、応援に駆けつけてくださったOBの方々、ありがとうございました。

そして何よりご指導いただいた監督、柿木克之様、本当にありがとうございました。練習できるようになってから本当に時間がなく、思うようにいかないことばかりでしたが何とか気持ちを切らさずにできたのは、電話で毎日フィードバックをいただき、これが自分に一番適切なメニューだということを信じてやれていたことが大きいと思います。特に8月前半は思うように身体がついてこずに厳しかったですが、少なくとも「やりたいことをやろうとすること」に関してはできたのではないかと感じております。

 

すごく長くなってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます。長々と書きましたがまだ引退しないのでこれからもよろしくお願いします。

 

いつかちゃんとリザルトを出したいものです。衝撃的な。