UTokyo bicycle racing team

9/3 インカレロード 7周目DHF
ロード昇格後初めてのレースにして大舞台。これまで走ってきた最長のロードレースが修善寺OPの50キロだったので、170キロを超えるインカレロードは完全に未知の世界であった。そのような新しいことにチャレンジするのは楽しみだったし、スクラッチに続いて万全のサポートのおかげで力を出せる状態だったので、出走前は少しでもいい走りをして得られるものを得てこようと結構意気込んでいた。
しかしレースが始まると全く思ったとおりに走ることができなかった。序盤に逃げが決まったこともありペースが遅く、集団が密集したままだったのでポジションを上げる隙間を見つけることができず、更に下りでかなりびびって位置を下げまくってしまった。後ろの方にいるとペースの上げ下げが無駄にきつくて消耗するし、前の人が急ブレーキを踏んでぶつかりそうにもなるし、いいことは全くなかった。4周目の登り返しで、少し前の落車に足止めされるなどしたが、これも巻き込まれたのは完全に集団最後尾にいた自分のせい。そうこうしているうちに5周目の5分坂で集団からはぐれ、あとはグルペットで2周走ったがそこまで。
さて、今回本格的なロードレースを走ってみて意外なことに気づかされた。それは、アップダウンのあるコースにおいて、「アップ」だけでなく「ダウン」が信じられないくらい大敵なのだということである。下りでどれだけ損したことか。下りでびびった原因は、自分の下りに自信がないというのがかなり大きかった。下りの途中、集団内をスルスルと上がっていく有力大の選手を何人か目撃したが、見ていて技術的な差をかなり痛感した。ロードレースを走れるようになるためには、登れるようになるということだけでなく、こういうところも重要なのだなと実感させられた。今後へのいい収穫。これからの具体的な対策としては、学連内にこだわらず多くのロードレースに参加して、実戦感覚を身につけていこうと思う。あと、体幹がしっかりしていないため長時間こぎ続けると腰が痛くなるという問題が起きたので、体幹強化にも力を入れたい。
インカレを終えて、まず、植田さんを中心にサポートをしてくださった皆様本当にありがとうございました。また、インカレに連なる合宿全体を良いものにしてくださった秋山さん、特にトラック練でお世話になった長岡さんなど、多くの方々へ、改めてありがとうございました。レース当日、応援に駆けつけてくださったOBの方々へ、どうもありがとうございました。
生駒さん18位おめでとうございます。