UTokyo bicycle racing team

インカレロード 10/14周DNF
この半年間は怪我や学業との両立等に苦しんで順調に練習を積むことができなかったが、8月に入ってから2回の合宿等で練習を積むことができ、調子の上がった状態でインカレに臨むことができた。合宿の指導を行ってくださった柿木孝之さん、克之さんに感謝します。また、最初の1年間である程度のものを積み上げていた自分にも感謝である。
レース前日はサポートのみなさんのおかげでゆっくりと過ごすことができ、また、当日の朝も宿でアップをした後に場所をとっておいてくれている駐車場&テントに移動するという贅沢な行動により万全の状態でレースに臨むことができた。
いよいよレーススタート。真ん中あたりで並んでいたが、混乱の中で集団最後尾からのスタートなってやや萎える。柿木克之さんに声を掛けられ、やる気が湧く。ニュートラルでは落車が頻発するが幸運なことに一度も影響を受けなかった。アクチュアルスタート後にペースが上がるが思ったほどではない。1周目の激坂も予期していたほどのハイペースではなく、集団の横の方は空いていたので、前の方に見えた金子を見習って、ここで失ったポジションを一気に上げる。下りで少しずつポジションを落としてしまうが…
2周目の5分坂は拍子抜けするほど遅かった。このくらいでずっと続けばいいなと思いつつ、来るべき時に備える。そして、3周目の5分坂でペースアップ。後ろの方にいたので中切れを回収しながらの走りになるが、自分と似たような人もいたので特に問題なし。浦や林がポジションを下げながら登っているのが目に入るが、自分はきついものの流れにのって走る。ちぎれる気は全くしなかった。激坂の方が短く速いのできつかったが、集団から遅れることなく乗り切った。とにかくきつくて、レースなんか出るもんじゃないといつも通り思いながら走っていたのは覚えている(が、どうしてかこうしてかレースから日が経つとまたレースに出たいと思うようになっている俺はアホか。)しかし見た感じ、浦や林より余裕なので東大の最後の一人になるのでは、と思うがそんなに甘くはなかったか。
5周目、6周目とペースは遅くなり、6周目の5分坂はもはやサイクリングだった。次なるペースアップに備える、足もまだ余裕がありそう。気づくと集団の人数も減っていて、集団前方が常に目に入る、だいぶ走りやすい状態。しかし、6周目の補給を集団の後ろの方でとり、呑気に背中ポケットに入れていたらアタックがかかっている。前周が遅かったことによりつい油断をしてしまっていた。必死で登り、長い下りに入る前のコーナーで追いついた、と思いきやコーナーが下手すぎて離され、そこから44秒も足を使う羽目になってしまった。折角溜めていた足をだいぶ使ってしまった。その後の5分坂は緩いペースなのは分かるが、足に結構きてるのを感じる。
8周目に入り、5分坂に入るところで自然に集団先頭へ。ロードレースでの初体験である。結局この坂でペースが上がり、ポジションを少し下げつつ登ったのでよい選択だった。ただ、足は結構きていていろいろ攣る感じもある。そして、激坂。ペースが速い、もう足がない、千切れる。残念。
周りに誰もいなかったのでその後は一人で走ることに。走ってるうちに何人か千切れた人を回収するが、もうそんなに走る気はないようで、誰もついてこない。10周目の3分坂前に4人のグルペットが後ろからやってきたのでそれにのってフィニッシュラインへ、赤旗。ここでだいたい先頭から8分30秒差だったらしい。
後悔は、6周目の補給後に折角の足をかなり使ってしまったことである。特にコーナーで遅れたのはあり得なかった。遅れても、踏んで一瞬で追いつければよかったのだが…それがなければもう少しは走れたかなと思うが、後悔先に立たずであるし、そのくらいのことできつくなっているようではもう寿命は短かったと思われ、その後毎周のように速めだった激坂のペースについていけたと思えず(特に10周目のアタックはきつかったようである)、完走までは実力が足りなかったのだと思う。コーナーで遅れるのも実力のうちであるし。
少なくとももう1年は頑張って、もっと走れるようになって来年帰ってきたい。特に今回のレースを通して、短時間高強度を鍛える必要性を真に感じた。普段の練習から感じていたことではあるが、2分以上ならそこそこやれる気もする一方、それより短いのはてんで駄目である。学業との両立も大変であるが、頑張ろうとしすぎておかしくなった1学期のようにはならないよう、短い時間しかとれなくても、いまいち追い込めなくてもいいから、まずは練習を続けることを第一にやっていきたい。とりあえずパワマが最適そうか。
しかしそれより前に、ツールド北海道という大舞台が待っている。本当に楽しみなレース、この夏の集大成を出し切りたい。
最後になりますが、サポートやインカレ当番校の仕事をしてくれた水田さん、谷さん、植田、福田、1年生ありがとうございました、本当におかげで競技に集中することができました。さらには、応援・カンパをしてくださったOBのみなさんありがとうございました。そして、いつも監督ありがとうございます。