UTokyo bicycle racing team

7/17 大町美麻ロードレース クラス3 3位→昇格!

修善寺で微妙なことになってから、このレースに照準を合わせてひたすら練習をしてきていた。今までの反省を生かして、チェーンウォッチャーをつける等の準備も考えらるだけ完璧にしておいた。自分は去年の松本合宿に行けなかったので、このコースは初めてだったが、前日に試走をしたところ、自分の得意領域の長めの登りがあったり、1周20分という長さや激坂が、飽きるほどに行った恩方にすごく似ていてたりと、かなり歩があると感じた。試走時に秋山さんに色々と教えてもらって、レースの展開も色々とシュミレーションできた。

当日は早めに会場に入ってゆっくりとアップ。周りが並び始めるのが早くて少し焦ったが、無事に前の方に並ぶ。よくわからないけど、今までのレースの中で1番落ち着いた精神でスタートを待っていた気がする。そしていよいよ出走。パレードの最初は多少気を張ってポジションを確保しなくてはいけなかったが、やがて3列目に落ち着く。特に落車もなくパレードが解除されてリアルスタート。3周目の半分までは特にペースがかち上がることもなく、淡々と先頭の方で走る。

集団のペースが大したことなくて、3周目の5分坂が終わってもかなりの人数が集団に残っていたので、昇格行きの逃げを形成したいなと思い、5分坂のあとの短い登りでアタック。このタイミングは出走前から考えていた。しかし誰もついて来ない。集団に向かって「来いよ!」とか吠えてみたりしたけど、やはり誰も来ない。仕方ないので下りは踏むのをやめてあっさり集団に戻る。どうやらこれで集団は縮小したらしいけど、それでも25人も残っていたのでレース中はそれがわからず、無駄足を使ったと絶望する。ごっそり足が削れて一気に辛くなる。下りでほとんど引かないようにして回復を図るもきつい。そんな感じで激坂に入ったところで中央が飛び出し、集団のペースがかち上がる。まじかよふざけんなよと思いつつポジションを必死でキープする。下りも集団が追走のためにガンガン飛ばす。中央との差はすぐに埋まりそうだったので、これはラストの激坂勝負だなと察して、集団前方でひたすら足をためることに専念する。幸い5分坂とその後の登りのペースは大したことがないが、足は回復しない。そして激坂前の下りで足が釣る。本当に絶望した。あれだけ練習を積んでも昇格すら叶わないのかと思った。しかし、あっさりと諦めるわけにはいかない。足の悲鳴を無視して、歯を食いしばって呻きながら必死で踏む。なんとか激坂に差し掛かったところで痛みが引く。そしてラストはひたすらにソリア。最初に飛び出した3人からやや遅れる形で1人で飛び出す。滅茶苦茶に辛かったが、ここまできて辛いとか考えてんなよと自分に言い聞かせてひたすら踏む。激坂の最後で1人がたれてきて、3位で激坂をクリアしてホームストレートへ。もがけば優勝もありえる位置にいたので必死にもがく。差は縮まってあと少しというところだったが、当然前ももがいているのでまくることはできず、そのまま3位ゴール。

昇格したぐらいで何言ってんだよって感じがするが、今までに体験したことのない嬉しさがこみ上げてきて、ちょっと泣きそうだった笑 昇格まで相当長くかかってしまったが、なんとか2年目のインカレには出場できるということで一安心。

この数ヶ月で強くなるにはやはりひたすら練習量を積むしかないということがよくわかった。夏は合宿などでガンガン練習を積んでさらにレベルアップし、初めてのインカレに全力をぶつけたいと思う。特に今回のレースで、アタックをかけるぐらいの高強度を出すと一気に足がなくなってしまうことがわかったので、ソリアやHIITの反復能力や、もがきの練習などを意識してやっていこうと思う。

TRSから引き続き応援に来てくださった小藤さん、ありがとうございました。激坂で小藤さんのご声援を聞く度に元気が湧いてきました。特に3周目の激坂はアタック後でしんどいところだったので、ありがたかったです。

忙しい中で運転やアドバイスをしてくださった監督、運転やサポートをしてくださった洋和さん、本当にありがとうございました。

またこのレースの開催にあたってご協力して下さった地元の方々、ありがとうございました。クラス3の3位というはっきり言ってケツの表彰台なのに、副賞がすごく多くてびっくりしました笑