UTokyo bicycle racing team

おそらく、まともな状態で参加できる最後のレース。ぜひ、悔いのない走りをして今年を締めたい。目標は去年の49位タイムアウトフィニッシュ以上。今年は秘密兵器39×27Tを装備し激坂に備える。後輪はパワータップではなく軽いデュラホイールで万全で臨む。補給は気温が低いためシングルボトル+マツキヨオリジナルウィダーもどき3つ。
多気山駐車場からコンビニ往復+そばの坂2本マジ踏みでアップ終了。ウェブにアップされなかったスタートリストをスタート前に初めて見た。面子的には翌日の本戦に選ばれなかったプロ+日本のトップホビーレーサー+学連トップ選手といった風情で、彼らににどこまで食い下がれるかといったところ。出走は178名と多くカオスな序盤戦になること間違いなし。
スタートしてまず古賀志林道まで位置取り合戦。自分は良いスタート位置をとれなかったが後方から上がってきた高岡選手の後ろに付いて自分も前方へ上がる。古賀志林道(1キロ激坂上り)一本目は無心で上る。カオスの中にあって先頭付近に居ないことには未来はないので積極的に脚を使って先行投資。相変わらず負荷は劇的に高いが、去年無我夢中で上ったときに比べると冷静さを保ち集団中盤での下り位置をゲット。前の人のラインをトレースして下りを無難にこなす。鶴カントリークラブ(1分激坂上り)は27Tをぶんまわして位置キープ。
2回目の古賀志。去年はここで切れたのでとにかく持てる力を全部出して集団に付く。ぷはっ。
しかし、ついにこのときが来た。遅れる。もう脚を全部の箇所攣っていて絶望的になりながらも同じく遅れた数名で協力して回す。すると、なんと萩の道手前で緩んでいた集団に追いついた!ってか集団緩っ!少しでも貯金を作ろうと身分不相応ながら前に出る。3回目の鶴も27Tを踏み倒して突破。
さぁいよいよ問題の3回目の古賀志。遅れる。そういえば同じく今年で引退の順天堂加藤くん、早稲田の十時くんは最近乗れてないっすよーとか言ってたのにしっかり走れてるじゃん!ここで完全にお見送り。そして下りへ。かなり厳しい状況だが、さて周りを見るとなるしまの小畑さんなどが強力な列車を形成していらしたので乗車。なんと、これまた奇跡的に集団復帰。北海道でことごとく見捨てられたときとは打って変わって今日はとてもついてる。
4回目の古賀志はまたまた遅れていよいよ最後かと思った矢先、下りコーナーで前方の選手が軽くオーバーラン。それをみて減速しながらコーナーに入ったところ、なんと人の山がそこにはあった。幸いかわして一人下る。
超ついてる。これは去年の個人ロードできつくて切れかかっていたときに大集団落車を回避したときと同じくらいついている。
しかし前に人はまばら。集団は遠い。ずるずる…と思ったそのとき、後ろからシマノ村上選手、ボンシャンス才田選手、大阪経済大福田選手、中央大の堀内選手などを含む超強力列車が到着&乗車。4回目の鶴はこの追走集団からも切れかけるが、これはおいしすぎる、なんとしてでも絶対に切れてはならない、と死に物狂いで付く。
さぁ5回目の古賀志が結局死ぬのか生きるのかの瀬戸際勝負。三つ目の最後のウィダーゼリーを使い切って挑む。堀内選手、才田選手の二名は脚が余っておられるようでどんどん前にいってしまうが、他の選手が先頭の私のペースに合わせてくれて切れずに済み、下りで引いてもらい再合流。萩の道、鶴でも微妙に上がって脚が攣りすぎてどうにもならず切れかけるがどうにかこうにか集団位置を保つ。この超おいしい特別列車からすでに数人こぼれたが自分はふんばる。
最終周回に入ると完全にグルペットモードに入った。最後の古賀志に集中し無事こなす。直進する萩の道の微妙な上りで脚が攣りすぎてダンシングもできずついに力尽きて一人で集団から脱落。最後1キロをしゃかしゃか走ってゴール。31位でトップから5%ルールのタイムアウトにならなかった。目標は達成。監督、有田、応援&運転ありがとうございました。