UTokyo bicycle racing team

土曜日 全日本学生選手権チームロードタイムトライアル 4位
チームTTを走るのは今回が初めて、緊張しつつも練習してきたことを信じて出走する。僕は引く時間も少なく他のメンバーに比べると負担は少ないはずだったが1周目からかなりきつく、2周目に入ったところで付き位置になった。ちぎれそうになって、でもここでちぎれたら頑張って先頭を牽いているチームのみんなに何も貢献できないじゃないか!と、ちぎれたいとか弱音を吐きそうな自分を心の中で叱りながらひたすらついていく。
ついていくのも辛い状況で、長い2周目が終わり最後の1周に。折り返すときにピットから「ヒロカズがんばれ、ちぎれんな」と声援が聞こえて、なんとか諦めずに済んだ。3周目の往路に追い風ということもあり、ちぎれてもいいから振り絞って少しでも3人の負担を減らそうと思い5秒だけローテに戻ることにした。付き位置のときは体力的に限界近いかもと思っていたけど、後ろにいることで少し回復したみたいで少しだけなら牽く事ができた。少しあとに荒牧さんが付き位置になって3人で回すことになる。安井さん、水田の強力な牽きの合間にちょこっと牽く程度しかできなかったけど、あれが全力だった。復路になって最後の15kmだ、絶対にちぎれちゃ駄目だと自分を鼓舞しながら頑張る。復路の途中から水田も付き位置になってまさかの安井さんと2人でローテに。相変わらず少しだけの牽きだったが、とにかくきつい。かなり限界、でも2周目休ませてもらった分ここで頑張らないと。ちぎれないように集中して苦しさの中走る、安井さんの後ろについたままゴール。
終わった瞬間、呼吸の苦しさからの咳が、そして解放感から涙が出てきた。走ってるときはたくさんの迷惑をかけて、途中でも何度も諦めそうになって申し訳なさでいっぱいだった。それでも最後まで走りきることができた、そのことが本当に嬉しかった。
みんなが全力を出し切って4位という結果を得られてよかった。走り終わって「お前が4人目でよかった」と、そう言ってもらえたことがなにより嬉しかったです。
ずっと先頭を力強く牽きつづけてくださった安井さん、僕が休んでる間も牽いて回復させてくださった荒牧さん、最後つぶれるまで頑張ってくれた水田、サポートや応援をしてくださった皆さん、アドバイスをしてくださった柿木コーチ、ありがとうございました。辛くて列から切れてしまいそうなとき、声援が本当に力になりました。選手だけでなく、東大というチーム全体としての結果だと思います、本当にありがとうございました。来年は僕がメインで牽けるくらいパワーアップして、さらに上位を目指せるようになりたいです。
日曜日 個人TT 124位 0:45'57"033
昨日で出しつくして今日まともに踏める脚は残ってなかった、安井さんが一番牽いていたのに個人では優勝していて本当にすごいと思いました。安井さんおめでとうございます!
二日間サポートをしてくださった皆さんありがとうございました!