UTokyo bicycle racing team

インカレロードレポート。
機材関係で前日までばたばたしていたが、無事パーツもそろい用意できるパーフェクトな機材で臨むことができた。今回は登りでじわじわ脚を削られることを想定し、重量を優先してパワータップではなく後輪もカーボンホイールを使用した。
当日はコースのはじめのあたりを往復して適当にアップ。スタート前に並ぶ場所が大幅に変わるアクシデントがあったが、無事前方で出走し、パレードでは前をキープ。しかしその後は結構集団がぴりぴりしていて、簡単に位置を落としてしまう。平地で少し落として登りで戻すくらいの若干効率の悪い走り。一周目二周目はやはり早いがなんとか着いていく。西薗も前のほうにいるので、少し後ろで様子を見ながら走る。三周目くらいがやけに暑くてしんどかった。日焼け止めを塗り忘れたことを少し後悔しつつ、水を体にかけてやり過ごす。でもオーバーヒート感があってきつい。
鹿屋の逃げが決まり、少し落ち着いたあと、(西薗の)強烈なペースアップ。少し後ろのほうにいたこともあり、この登りで若干集団から遅れてしまった。あぁインカレ終わった、と思ったが後ろからおそらく首都大斉藤さんの追走が入り、便乗して集団復帰。というか踏めば追いつくくらいのところにいるんだったらあきらめちゃだめだ。
主要選手が逃げにのった集団はまったりペース。がつんとのぼりでペースを上げる人はいない。逃げから落ちてきた人を吸収しながら周回が進む。残り6周くらいのときに、あぁもうあと残り6周か、と思ったけどよく考えたらあと84km、2時間半くらいあることに気がついてしまったので何も考えないことにして、淡々とその周回をこなすことを考える。徐々に周りが消耗してきたのか、登りが楽になってくる。先頭集団とのタイム差が開きはじめ、タイムアウトになるんじゃないかと心配して、途中京大や立教、慶応と協力して残り4周くらいのときに少し先頭でペースを維持する。それでも先頭とは相変わらず開いていくんだけど。このころから背筋が限界に達していて、なるべくブラケットや上ハンをもって腰に負荷をかけないようにして、登りはダンシング。隙を見ては腰を伸ばす、という感じの走りに。
残り3周くらいのところで脚が止まりそうになる感覚があり、やばいと思ったけれど、補給を取り、福島での練習を信じてがんばる。
残り2周のところで、日大や鹿屋が動き始める。3人目のポイントを取りたい鹿屋が交代で立て続けにアタックを仕掛け、日大がチェックに入る。遅れないように、でも脚を使いすぎないように、ほかの人と一緒に反応する。日大を連れて行くわけにはいかないようで、日大がついたら緩めてまた次の人、という感じでひっきりなしのアタックできつい。それにしても集団中ほどから速度差をつけてものすごい勢いで飛び出していく。ああいうのをアタックというんですな。
しかしどれも結局決まらず、少し落ち着いて登りは集団で通過。鹿屋が一人登りで先行したもののすぐ吸収された模様。なんとかタイムアウトにはならずに残り一周のジャン!
やはり最終周、少し登りでペースが上がり集団が分裂。自分のペース+αで中途半端な位置でしばし走った後、がんばれば頂上までに前に追いつけることに気づき、二段坂の真ん中のくだりで前の集団へ合流。後ろの坂はその集団でこなし、最後のゆるいアップダウン区間へ。日大が「中央マーク!
ほかはいいぞ!」と叫んでいるなか、明治がアタック。これは見逃されるのでは?ということでついていって二人でまわす。もはや動かない足を無理やり動かしている感じ。後ろとは結構差をつけたけれど、結局4,5人ほどの集団が追ってきて、最後の登りの手前で追いつかれ、その後ろでゴール。14位完走。
終了後は背筋が痛すぎるのとハムストリングがつりまくりで動けず。よくレース中つらなかったなと思う。15分から30分ほどは日陰で横になっていた。
よく考えたらまだ集団の中に強力な選手がいる中での二人逃げは若干無謀だったかもしれない。集団全員で追ってこられたら最後尾のリスクもあった。集団でスプリントになったらこの脚では最後尾になりかねない、と思ったけれどみんな脚に来ているのだからどうだったかわからない。様子を見て、追走が入ればそれに乗るというのが正解だったかもしれない。とはいえ、前の集団の真ん中くらいでのゴールになり、結果的には良かったと思う。
今回は合宿等でも自分のトレーニングや準備に集中させてもらい、サポートの人に支えられてのこの結果が出せました。いろいろとわがままを言ってすみませんでした。本当にありがとうございました。
この調子を維持して北海道に臨み、きちんと結果をだせるようがんばります。
補給メモ: レース時間 5時間強
初期搭載 カーボショッツ3つ、ピットインリキッド4つ、スポドリ1本、水1本
もらったもの スポドリ2本 水1本 ゼリー1つ
水は半分くらいは飲んで、半分くらいは体にかけるのに使用。
結局カーボショッツ1つとピットインリキッド1つ、ボトル半分ほどが残った。今回は暑かったので結構注意して飲んでいたつもりだったのだけれど、終わった後のつり具合からして足りてなかった模様。