UTokyo bicycle racing team

全日本学生選手権個人ロードレース:8位
最近レースに臨む精神状態(モチベーション)のもっていき方がうまくなってきたように思う。緊張しすぎてガチガチでもいけないし、気負いすぎて熱くなりすぎてもいけない。準備や整備など、周りから作っていって、無意識に試合は意識しているんだけど普段どおり生活する。そんな風に“すっと”試合に臨むのが一番自分にあっているように思う。
そうやって“すっと”スタートラインへ。
はじめからなかなかペースが速い。鹿屋がコントロールしている。自分としては我慢比べで人数がしぼられるのは大歓迎なので余計なことはせずに集団に潜る。
序盤から逃げが出るが、道のりは長い。後半に向けて力をためる。どうも走りにくい時間帯が続く(調子が良くない?)も、登りのペースアップで脚が起動したのかそれからは快調。
ついに10周目、前の逃げが吸収されていよいよ勝負開始といったところ。数人が前に行く。
精彩を欠いていた(といっていいと思う)鹿屋。序盤から逃げを出し、集団をコントロールしているのはいいがコントロールに脚を使い、逃げていた高宮選手は集団に残るのは厳しい様子、黒枝選手も調子が悪そうに見える。これはインカレのときのように前での勝負になると分かる。
だがどうも動きにくい。大中や金井と集団が緩んだ隙を見計らい何度か飛びだすも、そのたびに集団がペースアップして追いついてくる(ように思う。マークされてる?)。ペースアップしてくれたままなら前との差が詰められるので問題ないが、すぐ緩む。良くない。
集団の人数がしぼりきられていないのも良くない。吉岡選手・佐々木選手がするするっと上がっていったときにこれだ!っとピンと来るものがあったにもかかわらず、ちょうど集団中心にいたために出られず。木村選手が行った時も同様。結局この時のメンバーは前にいってそのまま勝負を決めたメンバーだった。やはりここは死ぬ気で連続アタックしてでも前に行くべきだったのだろうか。(そしてなぜこのメンバーのときは集団はあっさり容認してしまうのか。この選手たちのタイミングが絶妙なのか)
そうこうしてはっきりすることができぬままに先頭との差がかなり決定的になってくる。もう仕方ない。いったん休もう。中途半端が一番良くない。
ちゃんと一周休んで、いざ19周目の登りでアタック。集団はおそらくもうあきらめてゴール前の登り勝負の姿勢になると読んでいて、確かにこの通りここの登りでは誰も追走に動く選手はいなかった。ここでできた10位集団は東大1、日体1、信州2。信州強い。
北海道の推薦が頭をよぎり、信州は切り離して集団にのみ込ませようという考えが芽生え、ガンガンペース上げ独走状態になるも結局切り離せず。最後のトンネルで前をいく鹿屋徳田選手をとらえる。一度ストレートで9位集団4人という構図に(信州の龍太郎はチェーントラブル)。
もうここからは残る力すべてをゴールまでの登り1kmに叩きつけた。前を行っていた日大を残り150mでとらえ、相手の様子も見ず、後ろも振り返らずゴールへ。結果8位でした。
ロードレースにおいて、勝ちそれのみが正解である以上、この結果は失敗であり負けであるのだと思う。
けれど、そんな悲観的になっても仕方がない。コンスタントに入賞できる力量はついてきた、とまとめておきたい。
サポートしてくださった方々、監督、OBの方々、ありがとうございました。
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TOJ、TT、個人ロードとこの3週間のハードなこと。本当に疲れた。少し寝ます。