UTokyo bicycle racing team

‎2012年東京都ウインターシリーズロードレース大会第2戦、優勝しました!!

修善寺10周、毎周回周回賞あり。出走選手60人弱くらい。
今回のレースはあくまで勝ちにこだわっていこうと心に決めていた。
展開としては必ず逃げができると考えていたので常に前前で展開。実走練習量がやはり少なく、もともとへたっぴの下りは輪をかけて下手になっていたので登り区間を前方の位置でクリアして下り区間に入ることが大事だった。序盤は小規模アタックがあったり、自分も単独先行してみるもなかなか逃げ集団は組織されない。自分の単独アタックのとき、VAXか森本選手が合流してくれるかと思ったが完全スルーだったのでおとなしく集団に下がった。この序盤の小規模アタック&小規模ペースアップに加えて、周回賞の毎回スプリントのせいでなかなか集団が落ち着かず結構キツイし腰も痛くなってきた。周回スプリントからの逃げ集団が組織される危険性もあるので油断できない。
4周終わってS/Gラインを過ぎたあたり、明星の米内とこのペースずっと続くんかな...とか話していると、前の方でVAXの選手がかけているのが見える。これは!と思うものがあって一気に追う。ここまでのペースを考えるとそろそろ集団が落ち着いてもいい頃。先行はVAX、森本選手、安井、竹芝の原選手と続いて4人。登りを終えてVAXが先頭交代、森本さんが前を引く。このとき後ろを見ると結構後ろと差ができていたのでこれはいける!と。次の登りで僕先頭。このときVAXが後ろに下がってしまって逃げは3人になる。チームとして動いてくるVAXを逃げに入れておきたかったがもう仕方ない。後ろとの差は結構空いているようなので、下がるVAXの選手が集団に吸収されるにはわずかだが少し時間がある。この間にできるだけ差をあけておく必要がある。渾身の牽き。森本選手はもちろん余裕ありそう、原選手について詳しく知らなかったけれど、まだまだ余裕がありそう。これはこの逃げ決まったと確信。序盤の登りで集団をけん引しペースを作っていた森本選手が逃げに入ったのは大きい。
それからは均等に3人で前を牽きいいペースで周回を重ねる。これは本当にいい逃げだった。下りが苦手なことを説明して、森本選手・原選手に下りのラインどりを任せてその分登りを頑張った。
8周を終えて集団につかまることはないことが確定したうえで、この3人の中でどう勝つかを考え始める。森本選手は偉大なクライマーだがスプリントにおいては僕に分があるように思う。原選手はスプリントに関して未知数なので最後まで連れて行ってしまうとまずいが、この時点で結構脚に来ているようだったのでどこかで切り離せるかもしれない。僕が森本選手であれば最終周の登りでアタックして僕と原選手を切り離すだろうから、これに何とかくらいつけるように精神を研ぎ澄ましてその時を待つ。
そして予想通り森本選手が最後の登りでアタック!これにばっちりタイミング合わせてくらいつく。原選手うしろ。
自分のフルパワーが最後まで続く距離まで我慢、そして森本選手が後ろを気にするタイミングも読み切り、右から行くと見せかけて左から行くという、持てる小技を総動員し渾身のゴールスプリント!!
やった!勝った!!
いやー本当に嬉しい!応援ありがとうございました。
監督、サポートに運転に朝のとても早い時間からありがとうございました。
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この試合には日直商会様のKING RS + BORA ULTRA という最強装備で臨みました。
練習でもうすうす感じていた、直進性能・巡航能力の高さを昨日確信しました。
特に直線の下り区間では全く脚を使わずに下りコーナーで遅れた分をつめることができたりと、間違いなく今回の勝利はこのバイクによるところが大きいです。