UTokyo bicycle racing team

全日本学生個人ロード:10位入賞
北海道がかかった個人ロード。しかし2週間前のTTは力みすぎて失敗した感があったので、今回は北海道やらなんやらは特に意識せずに、自分にできる限りのことをやろうとだけ思って臨んだ。
前日はカーボローディングのために完全に炭水化物吸収マシーンと化す。ついでにのりで夜の9時過ぎに車でコース視察。役に立つとは思わなかった・・・
スタートしてクリートはめミスをするが、落ち着いて処理してそこそこのポジションへ。恒例のハイペースふるい落としが始まるかとおもいきや、数周はマイルドなペースが続く。いつもと違い谷さんも集団前方で展開していて心強い。その後ちょいちょいペースが上がることはあってもそこまで足にダメージはたまらなかった。
しかし7周目くらいで集団の先頭から下がってくる際に、ホイールをひっかけてスポークが折れてしまう。道の脇で機材車を待つがなかなか来ない。そこに救世主谷さん登場。ホイールもらって再出走する。調子良さそうだったので申し訳なかったが、先輩を犠牲にする以上、上位に行くしかない。というかその前に集団に追いつかなくてはいけない。去年の個人ロードで監督が、パンクしても1周くらいで追いつけるようでなければどっちにしろ勝負に絡むことはできないとおっしゃっていたのがフラッシュバックする。後でデータを見たら止まっていたのは1分くらい。SRMをみながらITT開始。半周くらいで集団の後ろが見え始め、そこから坂の手前までに距離をつめ、下りで千切れかかっている人達と一緒に橋のあたりで追いつくことができた。
その後数周は集団の中ほどで回復につとめる。結構つらくてやめたくなったり、目の前で落車が何回かあって足を使わされたりしたが、何とか回復した。残り5周目くらいまでは動きについていったとしても自分の脚では途中で売り切れることは明白なので、補給にだけ気を配りながら周回をこなす。
残り4~5周で先頭の3人の逃げがばらけたあたりからメインは緩む。そこからまたアタックがかかったりといろいろあってよく覚えていないが、自分も日大の選手が一人集団から離れた(アタックでなく)のについていき、それにもう一人日大の選手と信州の武久選手とが加わり追走開始。北海道争い・・・ 途中さらに二人が合流するが、いろいろこぼれたり先に行ってしまったりで、最後の周の坂の手前までに日大の選手と二人になった。ぎりぎり坂で先頭集団に追いつく、しかし足は残っておらずペースアップに対応できずに脱落。最後の上りまでに4人の7位集団に入る。
上りが始まり明治の選手がすぐに見えなくなる。180km走ってきた足は300W出すのが限界で全然進まないが、前の二人もつらそう。そして最後の最後に残りの力を振り絞ってダンシング。一人まくって何とか入賞。本当にうれしかった。
監督、サポートしてくれたマネージャーや部員の方々、応援してくれた小藤さん、そして毎度ながらタイヤを提供していただいている日直商会様、ありがとうございました。谷さんにもまったくもって頭が上がりません。
また、昨年のインカレに続きG.S.Astuto様にホイールをお借りしました。まったくもってよく回り、かつディープなのにしなやかな乗り心地のホイールで長距離ロードレース終盤の疲れを軽減できました。ありがとうございました。