UTokyo bicycle racing team

11/19 浮城クリテ クラス3D 18位
今回は少なくとも最終周回の最終コーナーまで集団にいないといけないと思っていたが、それさえできなかった。最終周で下がってしまいちぎれた。基本的にベースの力が全く足りていない。
外から見ると、ずっと集団の前で展開できていたように見えると思うが、自分の感覚的にはもっとうまく立ち回れたと思っている。コーナーで毎回前と車間を開けてしまう、あるいはポジションを落としてしまうことをして、それを足を使って戻るということを繰り返していた。立ち上がりに短時間もがくのは苦手ではないので、足の無駄使いを繰り返してもある程度は問題ないのだが、周りの人よりは確実に消耗するため良くなかった。普段レースではあまり感じたことがなかったのに、コーナーが怖いと思い続けていた。これはかなり気持ちに左右される部分なのでその点では今回は全くダメだったということになる。白馬の時は雨でコンディションが悪くてもかなり攻めた走りができていたし、楽に前で展開していたように思える。今回集団のペースもきつくなく、もっと余裕で立ち回らないといけなかった。
レースの展開は、前半は特にペースアップすることもなく人数もあまり減らない感じ。風は強かったが、集団内にいる分には横風の時に左右に差したりすることでとても楽に巡行できた。残り2周あたりで本気っぽいアタックがかかり、2人逃げができた。残りの距離的にそのまま最後まで行く可能性のある嫌な感じだったが、自分から動いて足を使いたくなかったので一瞬様子見。周りも自分からは追いたくない感じで牽制がかかった。一気に逃げとのタイム差が開きそうだったので、すぐに思いっきりアタックしてブリッジを試みた。1人自分について来て、すぐ前に追いついて4人の逃げになった。ただ、そこから足を使いたくなかったのであまり引かず緩めてしまった。乗った展開を有効活用してちょっと強く引いてみればよかったかもしれない。後から監督に聞いたことで、2人逃げだったら2人とも頑張るが、2人追いついて4人になったら先に出た2人は1度緩めて様子を見る。当たり前だったのに、考えはそこまで及ばなかった。逃げは望んだ展開ではないなと逃げに乗った後に思ってしまった。望んだ展開でなくとも乗ったからには可能性にかけて1度ペースを上げて周りの人を良く見てから考えるべきだった。集団のために足を使って逃げを潰すというアシストになっていた。自分が行かなければ逃げは最後まで決まっていたかもしれないし、誰かが追ってくれて潰してくれていたかもしれない。後者になれば一番嬉しいが、前者は一番嬉しくない展開である。2人逃げができた時にかなり牽制になった所を見て追う人がいないという判断だったので、勝つ可能性を高める方向に動けたという点は今回得た経験としたい。
それと、あまり影響はなかったが2周目にひっそりと落車をした。怪我は擦り傷ひとつで機材は無傷だったのでニュートラルで集団に戻った。2列でコーナーに侵入し、内側の人と路肩にスペースがなくなってバランスを崩す形でイン側に倒れこんだ。これもある程度は気持ちの問題で、怖いと思ったり前に出ることをためらって譲ったりする気持ちがあったことが影響していると思う。
成長の見られない走りと結果しか出せず、支えてくださっている皆さまに申し訳ない。
寒い中役員をしてくださった白石OB、植田さん、秋山さん、根岸さん、山田さんありがとうございました。三宅監督はご指導と運転ありがとうございました。