UTokyo bicycle racing team

5/21 修善寺オープンロード クラス3 5位
やっと、本当にやっと昇格できました。いろいろ思うことはありますが、とりあえず嬉しいです。長くなりますが書きます。
2月の行田最終戦が中止になってから、このレースでの昇格を目標に、柿木さんにアドバイスをいただきながら練習を積み重ねてきた。修善寺はまだ弱かった去年に完走できた相性のいいコースであり、この3ヶ月で出力も順調に伸びていたので、目指すは優勝のみ。少数逃げに乗れるのが一番だが、ある程度人数が絞られれば集団スプリントでも構わないというスタンスで臨んだ。
最前列でガチガチに緊張した写真を撮られた後、いよいよ出走。クリートキャッチを盛大にミスってだいぶ焦ったが、ローリングスタートなので致命傷にはならずに済んだ。最初の二周はやはりそれなりに速いが、チャレンジロードの地獄に比べればたいしたことはない。実際後ろを見ると集団にはかなりの人数が残っており、さすがにこれは多いなあという感じ。その後も余裕の持てるペースで進み続け、秀峰亭がキツいくらいで大きくペースが上がることはない。中盤、一号橋後の登りでマークしていた東北学院今田選手と、宮崎内田選手が抜け出したのには2回とも反応したが、すぐに強豪校の選手たちに潰される。この辺りでもう今日は逃げは決まらないだろうと判断し、前の動きは見送ることに。6周完了時の秀峰亭で、内田選手のアタックで集団が大きくペースアップしたのはキツかったが、長岡の声援を受けダンシングで食らいつく。思えばここが一番の山場だった。あとはゴールスプリントに備えて、20名強に縮小した集団の前方〜中程で様子を伺いつつ脚を溜めることに専念。最終周の二号橋の下りには7〜10番手位で入り、登り返してから全力のソリア。残り300mで先頭がたれたので先駆けしたがすぐに4人に捲られる。昇格のためにはこれ以上順位を落とせないので必死でもがき、なんとか5位でフィニッシュ。6位までが昇格だったのでギリギリだった。
植田さんにバシバシ背中を叩かれ、チームメイトに祝福されてああ昇格したのかと安心したものの、最後に負けた悔しさが残ってしまい複雑な気持ち。元々もがきが苦手で、この展開を見越してもがく練習をしてきたが、ついていくところまではいけても勝つところまではいけなかった。とはいえ、去年からずっと昇格昇格と言い続けていながら、レース中に吹っ飛んだり、レース前に負傷したり、レース自体が中止になったりとなかなか上手くいかず、もう一生昇格できないんじゃないかと思うこともあった中で、今回ようやく結果に漕ぎ着けたことは素直に嬉しい。次の目標はインカレロードになるが、これまで自分が走ってきたレースとは次元の異なるレースになるので、しっかり練習計画を立ててレベルアップし、必ず結果を出したい。
今回のレースに向けては、柿木克之さんに練習とパワーデータを見ていただき、そこでいただいたアドバイスをもとに練習をし、結果に繋げることができました。本当にありがとうございました。また、機材は先輩の生駒さんと同じくフレームもホイールも軽さが売りのAstuto製品を使っており、これに日直商会様から提供していただいた転がり抵抗の低さ、グリップ力とも抜群のミシュランpowerを合わせることで、登りは軽く、下りは流して走ることができました。いつもありがとうございます。
レース中もアドバイスしてくださった三宅監督、往復の運転とアドバイスをしてくださった洋和さん、サポートしてくださった植田さんと長岡、役員を務めてくださったOBの方々、そして応援、祝福してくださった皆様、本当にありがとうございました。もう自分に残された時間は短いですが、もっと多くの人を驚かせ、喜ばせることができるよう、より一層練習に励んで参りますので、今後とも宜しくお願い致します。