UTokyo bicycle racing team

全日本選手権ロードエリート DNF(7周途中/15)
私の出る中で最もレベルが高いレース、全日本選手権。去年は序盤で千切れてしまうという残念なものだったが、今年は最後まで走ってやるくらいのつもりで臨んだ。
スタートして感じるのは、やはり集団の密度が高い。集団走行が苦手な私は、前の方からスタートしたものの、少しずつずるずると位置を下げてしまう。
1周目の2番目の下りで、前の方で落車が発生。私は集団の中程にいたのだろうか?気づくのが遅れ、落車するのを一瞬覚悟したがうまく避けることができ、完全にブレーキで足止めを食らったものの、落車せずに済んだ。
その後に待ち受ける激坂が非常にきつかったが、よさそうなグルペットが形成されそうな位置で頑張る。平坦区間に入ってからは予想通りのグルペットで。前に追い付いたりいくらか追い付かれたり?でゴール地点あたりで集団復帰に成功。ただし結構足が消耗した。
2周目は集団で足を休める。
3周目は、最後の平坦区間で自然と前の方へ出れたので、先頭から2番目に入ってみると前の選手が結構頑張って引いている。後ろはやる気ないだろうから、これは…と思っていると案の定先頭3人が抜け出す形に。シマノの選手と二人でゴール地点を通過することに成功。(なお、その前に一人逃げている選手がいたので先頭ではない。)
4周目に入るとシマノの選手は戻っていったので、一人で走ってみる。前に追い付けるほどの力もないし、そこまで踏む気もなかったが、後ろが緩んでたので、下りの入口まで全日本選手権暫定2位を堪能した。バイクが何台かいて、カメラを向けて来るので、気持ちよかった。何もせず終わっても寂しいだけなので、いい経験になりました。
前の方の選手は下りが早い。気付けばずるずると下がり、集団後方。4周終了時はまだ余裕あり。
5周目の激坂(確か)。いつも通り登っていると、あれ、なんかペースが早い。きついぞーと思ってると、集団後方と距離ができる。そしてその距離が伸びる。なんと切れてしまった。こんなに早く…。
チームカーの隊列にも抜かれてしまう。しかし、まだ平坦で踏めるだけの余力はある。諦めずに前を追っていると、チームカーの隊列よ再び。そしてその前には集団の姿が。なんとかゴールライン付近で集団復帰に成功した。
6周目。そろそろ集団よ緩んでくれよ…。と思うがそういうコースではない模様。普通に強い人たちがペースで踏んでるだけ。それだけで、毎周毎周力のなくなったものから何人かずつ落ちていく。グルペットもできない。ツールド北海道みたいに中盤は緩むから完走行けるっしょのコースではないのであった。ワンデーレースですしね。
6周目はもう力がない。またしても千切れる。ただ諦めず前を追う。チームカーは結構後ろの方にいたのだろうか?チームカーの隊列が全部行ってしまわないくらいの位置で耐えて、ゴールラインで集団復帰。
しかし7周目。もう最初の坂で千切れてしまう。そしてカスカスで力が出ない。ペースは大幅に下がり、最後の大通りに出るとこで回収され、DNFとなった。
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きつかった。長めの登りでサバイバルというのはどちらかというと得意分野だが、足の差は歴然としていた。
コース上、登り始めがクリテの立ち上がりのようになりきつかった。激坂は全然回らずケイデンスが低くなってしまい、きつかった。
登りにもっと前の方で入れたら少しは違かったかもしれない。でもそれをするには技術が必要だし、できたとしても少しの効果。自分の実力では完走は遥か遥か遥か遠い。
終わったときはこんな早く終わってしまうとは…(だってレースの半分も走っていない)と思ったが、集団の人数は半分以下になっていたし、サポートしてもらった人には申し訳ないが、相応のところだったのかもしれない。
去年よりは人数が絞られたところまで残れた。少しは成長したのかもしれない。
集団のメンバーが全員読み上げられた段階で自分の名前もあったとのこと。これは嬉しい。あと、ちょっと集団から飛び出したところでも呼ばれたということで。ミーハーなので嬉しかった。
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今回、わざわざ遠い青森まで来てくれて、サポートをしてくれた中村さん、植田、秋山ありがとうございました。みんなの姿が一周ごとに見える度に元気が出ました。
三宅監督や柿木孝之さんからは貴重なお話をいただきました。ありがとうございました。
また、「東大!」などと応援してくれた観戦者の皆様にも元気をもらいました。ありがとうございました。これだけで少し飛びだした甲斐があったというものです。
さらに、ASTUTO様からは今試合用に素晴らしいホイールを貸していただきました。本当にありがとうございました。
日直商会様には、日頃より、Michelin PowerやKaskヘルメットなどのサポートをいただき、大変感謝しています。
さてさて、私の競技人生はまだ続きます。今年のインカレ、上位に入れるよう、頑張っていきたいと思います。生駒、頑張れこの野郎。
とりあえずご褒美に(まあそんな結果でもないんですがいいでしょうよ)、盛岡駅であわびうに飯買いました。いただきます。