UTokyo bicycle racing team

TOJのレースレポートの続き

最後の勝負どころ、伊豆ステージ。とはいえ実は東京ステージも結構やばかったけど・・・

富士山の手痛い失敗でやや疑心暗鬼気味になっていたため、序盤は慎重に行くことを心がける。ともかく100kmを切るとはいえ、コースがきつすぎるのでなにもしないでも人は減るはず。学連チームもここが最後の関門ということで出走前に厳しくいいわたされていったが、高橋がかなり早い段階で見えなくなり、中盤を過ぎていよいよペースアップが始まると突如として集団は半分以下になった。学連チームは一人

逃げの方が楽だったかも・・・とか思いつつここからは激しいNippo勢を中心とする攻撃に耐えるのみ。序盤恐ろしくて中切れしまくっていた下りだったが、他の実業団選手から指導を受け、中盤以降はアドレナリンも手伝ってこれを逃したら死ぬ!とかいってヒステリックにしがみついていると、いつのまにか普通に下っている自分に気がつく。致命的に下れないとかじゃなくてこれは慣れですね。

かなり暑い日だったので一番やばいのは痙攣だなと思ってドリンクを必死こいて飲む。下りはくねくね、登りは速いのでなかなか飲む暇がないのだが、ホームストレートとかで無理やり飲む。ちゃんと飲んどいてよかった。

周回カウントダウンを続ける。やばいぜ

で、最終周。逃げは捕まる気配だが今西監督(シマノのね)がハウスが逃げとる!との情報。恐る恐るデローザ(といってももうこの時点では二人とか)を見やるが本気では追わない模様。彼は逃げ切る。

あまりのきつさに自分の意思で足を回すのは不可能になりつつあったが、前の選手に乗り移る(自分が前の軽々と動いている選手だとトランス状態の頭で思い込み、身体の動きを一体化する)という謎の技で乗り切る(ちなみに対象は主にガロファロ選手。きつそうな人に乗り移ると自分にもダメージ(笑))

ラプソーン選手と平塚選手を吸収する。

最終周のトンネル後が真剣にやばかったが、マジで強制起動を使って乗り切った。最後の登りは牽制も入って比較的まったり。と、そこで目の前の福島選手がするすると集団から出ていく。。。

なんか一瞬みんなアイコンタクトをして変な雰囲気になったが結局誰も追わず。あれはなんだったのでしょう。自分も行くという選択肢もあったのだが、全然決まりそうな雰囲気がなかった。でも決まった。不思議だ。

結局普通に登りゴールスプリント。タイムを一秒でも失うまいと集団の中ほどには絶対にいるように心がける。ゴール。

身体もでしたが精神的に集中力がいりすぎて、ゴール後ぷっつんとそれが切れてしまいました。そしてここぞとばかりにいろんな人に写真を撮られました(笑)

テントに戻ると高橋と飯野がすでにいて、DNFしたことを知ったがうまく最初言葉をかけてやれなかった。その後は二人が割とひょうひょうとしていたのが救いでした。(飯野はひょうひょうとしすぎていたという説も在り(笑))

木守、橋本、堀内は手堅く生き残った。特に木守は割に余裕もありそうで明日に望みをつないだ

東京プリンス!