UTokyo bicycle racing team

JBCF 東京クリテリウム E2

初のE2のレース。結果は4位入賞。

 

コースとメンバーの特徴

  • 学連の神宮クリテから、ヘアピンを除いたコース
  • コーナーは緩くブレーキ不要で、アウトから切り込まなくても無理なく回れるので、走る距離が少なくなる内側を基本的にキープするのが有利
  • 最終コーナーからコントロールラインまで、100mしかないので、スプリントでは1人くらいしか抜けないはず
  • 無風
  • 学連から学習院の西優斗と駒澤の今本がエントリー。西は3分以上のパワーがすさまじく高く、今本はクラス1。どちらも格上の選手だ。しかし西はスプリントは弱く、いつも逃げ戦術を採る。今本はまんべんなく強い選手だが、スプリント力に絞れば自分と互角程度か。二人の動きに合わせて抜け出し、西に中心的に牽いてもらいながら最後は少人数でスプリントに持ち込めば、自分にも勝機があると考えた。

 

レースプラン

  • 西が逃げに持ち込もうとするはずなので、自分含めて3人以上の逃げができるなら乗って逃げ切る
  • 逃げがダメそうなら、あきらめてスプリント狙いに切り替える
  • スプリントするなら、最終コーナーは4番手以内で入る

 

レース展開

  • 序盤は西をマーク
  • 西が何度かアタックするので、ついていく。
  • 西と今本と自分と、もう一人知らない選手が10m弱抜け出すタイミングがあった。先頭の西が踏んでくれたら抜け出せそうだったが、西は踏みやめてしまっって、先頭交代した今本も踏まずに集団に吸収された。「4人抜け出した。後ろ開いた。」と叫んだのだが、聞こえなかったのか、それとも牽き続けるのが嫌だったのか。レース後に今本と話したところ、今本は逃げるのは難しいレースだと考えていたようだった。今本が踏まなかったのは仕方がないか。(先頭二人が踏むなら、僕も先頭交代してまじめに踏むつもりでした。西と今本を含む4人逃げなら決まりそうだと思っていたので。)
  • 中盤で先頭交代で下がりすぎて集団に埋もれたが、アタック合戦が終わってレースが落ち着いていたので問題なし
  • 残り1周のコントロールライン付近で集団が緩んだので、コーナー立ち上がりの加速を生かして集団前方に復帰
  • 残り半周から位置取り争いが始まる。風を受けてでも前方をキープ。前の人の斜め後ろについていたら、隙間を縫ってスルッと一人に抜かれた。後から振り返れば、これが3位と4位を分けた。
  • 最終コーナー手前でブラウ・ブリッツェンの選手が単独アタック。驚異的な速さで逃げ切った。
  • 集団4番手で最終コーナーへ。スプリントで一人パスして集団内3位。一人逃げたので順位は4位。

 

反省

  • マークする人は、パワーの高さではなく、レースのうまさで選ぶべき。強くてもレースが下手な人をマークしても意味がない。逆に弱くてもレースがうまい人の後ろにつけば、その人が力尽きるまでは省エネでいい位置に居座れるはずだ。力尽きそうになったら抜かせばいいだけの話。
  • 位置取りしたら、前の人の真後ろに入ってトレインを組んで、後続の人をブロックするべき。斜め後ろに出るのは、自分がかける直前でいい。斜め後ろにつくのは、落車回避と、中切れ防止、加速するラインをつぶされないためには有効だが、現状の位置をキープしたいならトレインを組んで、人を入れないのが良い。