UTokyo bicycle racing team

けいはんなサイクルレース クラス3 3位→昇格
出走人数が多いこと、落車が多発するコースであること、という2点を踏まえていつも以上に前にいることを意識した。ただ、集団スプリントでの決着が濃厚であり、かつ立ち上がりが少ないことを考えると、集団内に潜んで脚を休ませていないと最後にぶち抜かれるのでは、という心配もあったが、上述のリスクの懸念もあったし、そこは自分の脚を信頼した。
レース展開としては、2周目くらいまではみんな元気なので集団の横からシュンシュン上がる人が絶えない上に、内側からコーナーに突っ込む人がいたり、怒号が飛んだりと、落ち着かない雰囲気で進んだ。関西のレースだしなんとなくのアウェイ感もあった。しかし、ペースが上がらないと聞いていた登りで毎周ペースが上がったので、みんな脚が消耗し、人数もそれなりに絞られたので集団は大分落ち着いた。その後は割と淡白なもので、ちょくちょく逃げは出来るが、集団は出走人数が多い大学を中心に容易に追いつくものとして放置するのを繰り返す形だった。そんなこんなで自分は多少脚を使いながらも、先頭付近を常にキープしながら気づけばラスト一周。そして、勝負が決まるラストの登り、毎周ここでペース上がっていた影響もあって、ラストで付いてこれたのは10人前後。自分は6番手ほどでラストのコーナーを通過し最後の直線へ。前の4人とは少し離れていたので、厳しいかなと思ったが、シッティングでゴリゴリ踏んでいると前との差がみるみるつまり、ラスト200mで3番手に上がり、あとはカスカスの脚を絞りきってそのままゴール。最後の最後で積み重ねてきた夏のバンク練の効果が出た。
夏合宿での多大なサポートをして下さった1週間後にも関わらず、お忙しい中来てくださり、長時間の運転とサポートをして下さった植田さん、レースで疲れているにも関わらず、長時間の運転をして下さった谷さん、遠方から応援に駆けつけて下さった秋山さん、そして前日の宿泊をはじめとして、手厚いサポートと応援をして下さった井上家の皆様、本当にありがとうございました。
そして、日直商会様から提供していだいたMichelinのpowerを今回使わさせていただきましたが、直線での転がり抵抗が格段に少なくなり、最終スプリントでの伸びと昇格を勝ち取る手助けとなりました。このような素晴らしい機材を提供して下さり、本当にありがとうございます。感謝してもしきれません。
この昇格に満足することなく、さらに上の舞台での結果を求めて練習していきます。