UTokyo bicycle racing team

TFCCが損傷していた秋山です。TFCCとはなんぞや!って感じなので、今日は自分の勉強も兼ねて軽く説明をします。どうでもいい人は最後の段落だけどうぞ笑。
TFCCとはTriangular Fibrocartilage Complexの略で、日本語だと三角繊維軟骨複合体(そのまま)というもので、三角形の軟骨部分とその周囲の靭帯の複合体だそうです。場所は手関節の小指側。靭帯と軟骨の複合体とは???って気がしますが、手首を小指側に曲げた時に働く靭帯部、それと手首の安定に寄与する軟骨という二つを兼ね備えた部位なんだと思います。間違っていたらごめんなさい笑。

画像出典 https://en.wikipedia.org/wiki/Triangular_fibrocartilage

今日の検査はエコーを主に使って診断しました。画像左側からエコーを当てると、骨ははっきり写り、靭帯はモヤモヤとした形で映ります。僕の左手は骨とモヤモヤした靭帯だけでしたが、右手には靭帯の部分にはっきりと黒い影が映っていました。これが損傷になります。中心部にはっきりと映っていたため、軽度ではないレベルで損傷していると推測されるようです。

以上が概要です。そんなに重傷なわけではありません。ずっと痛みは消えていませんが、生活は気を配れば普通に送れる程度の怪我です。「靭帯の損傷」と聞くと「膝前十字靭帯断裂」とかを思い出して、その先歩けるようになるかも怪しいという怪我を考えますが、そのようなひどいものではありません。治療法は基本的に3ヶ月の保存療法(安静にしておく)、それでも痛みが消えなければ手術を行うとのことです。手術も関節鏡という内視鏡のようなものをサクッと入れて、チャチャッと終わるもので、大したことはありません。

とはいえ、スポーツをするとなると話は別。TFCCがどの程度損傷しているのかを検査するためにはMRIを使います。靭帯は造影剤を入れてX線で検査するか、MRIで力技で撮影しないとわからないですからね。明日検査に行って、25日に診断になりますが、どれくらい乗れるのか、そもそも乗ってはいけないのかは25日次第ですね。とりあえず今の所は、超音波治療などでできる限り回復を促しながら、インカレに出られるようにやっていく予定です。