UTokyo bicycle racing team

7/29(土) 白馬クリテリウムラウンド1日目 雨 クラス3A 35位
学連レース初参戦。レース経験がほとんどないので本当に緊張していた。ウォーミングアップ、試走などがしっかりと出来ないまま本番になってしまった。ただ、レースの流れが掴めたという意味では良い経験になった。

スタート直後目の前で落車、横に選手がいなかったのでそちらへ逃げ間一髪で回避。完全に萎縮していた。後輪が落車した選手のバイクに触れた感覚があった。一つ目のコーナーでブレーキをかけたところ、普通の直線なのに後輪が流れた。輪をかけて萎縮した。後に分かったが、タイヤの気圧が高すぎたことで余計にグリップ力を失っていた。2周目はスタート直後の落車のためかニュートラル周回が追加され、そのまま2周目が終わり、レーススタート。3周目、とにかく前の選手に食らいついていくが、コーナーを曲がる毎に中切れが発生し、先頭集団からどんどん離れていった。試合前の監督の話の通りだった。前にいないと意味がないことを痛感した。千切れた京大の選手について回っていく。いつ赤旗が振られるのだろうと思いつつも、必死に踏み続けた。結局赤旗を食らうことなくそのまま完走。初学連レースは訳もわからないまま完走したという結果だけが残った。とにかく落車をしなかったこと以外評価出来ることは無い。

1日目の反省点(監督、中村さん、井上さんから頂いた助言)
(1)下ハン持たなすぎ:空気抵抗も違うし、ブラケットや上ハンではコーナー立ち上がりで力が入らない。
(2)スタート時点で後ろに並んでいた:クリテリウムで後ろにいることは致命的。
(3)コーナリングの上体が高い:後ろ荷重、頭は突っ込むという基本が出来ていない。

総じて、地脚も技術もないことがよくわかった。本当になんとも言えない気もちになったが、少なくとも次の日に上記の課題の内、最低でも一つは克服しようと決意した。競技自転車の難しさを痛感した一日目だった。

7/30(日) 白馬クリテリウムラウンド2日目 曇り クラス3C DNF

昨日の反省を活かしてスタートで3列目に並ぶことが出来た。しかし、前にどんどんと入られてしまい、結局1周目が終わる頃には集団後方になってしまった。絶対にポジションを譲らない、むしろ前に割って入るという気持ちが足りていない。このままでは何しに来たか分からないと改めて思い、3周目は少しポジションを上げることが出来た。他選手に声をかけて存在を示し、追い抜いていくという経験は出来た。また、コーナリングで下ハンを持つこと、全体的に下ハンを持って走行するということは出来た。それでもどんどん先頭集団から離されていくのがよくわかった。結局4周目で赤旗。あっけなく終わってしまった。スタート地点での中村さん、そして裏ピットでの平山さんが本当に大きい声で応援してくれていたのが本当に嬉しかった。だからこそ赤旗を受けた時の悔しさったらなかった。次は応援に応える走りをしたいなと思ってレースを終えた。

2日目の反省点
(4)コーナリング前にギアを軽くしていない:立ち上がりに重いギアを回しすぎている
(5)1周目でポジション譲りすぎ:人と走ることに慣れていないことに起因

試合後、監督にも教えて頂いたとおりで、人と走ることに慣れていなさ過ぎること、そして圧倒的に技術が足りていないことは即座に改善しないといけない。これはクラブ対抗のときにも思ったことだけど、本当に酷い。試合をするレベルにないんだなと感じてしまった。地脚の無さもそう。反省点は挙げれば切りがなく、延々と書き続けられそうな程に、課題しかない。ただ、下ハンを持つこと、体を傾けたコーナリングということへの意識という点は昨日よりも改善出来たと思う。そして、クラブ対抗の時に感じたときよりもより鮮明に自分の課題が意識できる結果となった。その分、今後の練習で意識する点が明確になったことは収穫だったと思いたい。

他の選手、試合を見て感じたこと:
新谷くんの試合に対する姿勢、そして本当に昇格する様子を2日間通して見ていると尊敬の念しか沸かない。試合前にノートを見返し、その日に実行することを確認しているということ、参考になった。1日目が終了した際、ネガティブな思考に陥るのではなく、昇格して抜ける選手がいるので自分が2日目の本命だと断言出来ているのは、練習に基づいた自信があるからだろう。経験や練習がベースのメンタル程強いものはないなと見ていて思った。2日目のゴール、我を忘れて叫んだが、新谷くんが無事にゴールし、何より2位に入った時の感動は忘れられないと思った。そして何より、自分がああいうゴールを切ってみたいと思えた。本当に昇格おめでとうございます。

井上さんの2日目の試合、1周目で後ろの方に位置していたのに、2周目、3周目が終わる頃には集団先頭に立っていたこと。きっちりとポジションを上げてレースを作っていることがよくわかった。集団スプリントでゴールに絡むためにも、ああいったレース運びが出来ないといけないことがよく分かる。凄く勉強になった。そして、目で見たものと、実際にどの様に感じながら走っていたかということを比較し、改めて考える上で、こういったレースレポートがどれだけ重要かもよく分かった。

クラス1の選手を見て思ったことだが、まず身体が違う。脚の筋肉だけでなく、上半身の筋肉の量が違う。無駄がなく、必要十分な筋肉を備えているという印象を受けた。身体をみるだけでも勉強になる。また、オフィシャルカメラマン深井さんの写真を観ると、自分のコーナリング時の上体とクラス1の選手の上体をみるとざっと15センチ、自分の上体が高いことが分かる。バイクの傾け方も違う。非常に参考になった。また、集団走行も皆一様に上手なので、前の選手との差が均一に保たれたまま周回を重ねていく。ただ、集団後方にいる選手ほど、立ち上がりでのもがく秒数が数秒ずつ長く、周回を重ねる毎に脚が売り切れて、千切れて赤旗を受けているということが分かった。集団前方にいないといけないというのは、どのクラスにおいても同様であることが分かった。

これ以上書いても自分でも消化しきれないのでこの辺で切り上げる。

最後に、三宅監督、中村さん、小藤さん、応援そして様々なアドバイスありがとうございました。頂いた言葉を活かし、次はもっと応援に応えられるように頑張ります。そして、今回のレースに送り出してくれた妻と息子、そして実家の両親にもこの場を借りて、お礼を。本当にありがとうございます。