UTokyo bicycle racing team

六大学クリテ DNF
出走人数もそんなに多くなかったのでちゃんとやれればスタートで前に行くことはできたはずなのだが、しくじって後ろになってしまった。これまでのクラス3のレースなら多少後ろになっても数周で前に行けたのだがやはりそれとは全然違い、直線のスピードもコーナーワークもこのレースの出走メンバーの中でははっきりと劣っていて、後ろの方でしがみつくことしかできなかった。すると、5周目あたりの3番目のコーナーにて、コーナー明けで進路を他の選手にカットされ、ブレーキを引くことに。それで前との間にギャップが生じた。自分で少しだけ追った後どうやって集団復帰しようか考えて、ここは後ろにいる何人かに引いてもらって復帰しようと判断し先頭交代を要求。しかしこの判断が失敗であった。出走メンバーの中で最弱の部類である自分のさらに後ろにいるような選手に先頭を交代してもらったところで、その選手に前に追いつく力があるわけなかった。あるいはもう自分の仕事が終わってひらひらしている人だったのかもしれない。が、何れにしてもそういう、エンジンになってくれないような選手しかいなかったわけで、そんなことは少し想像したらわかることだった。また仮にそのタイミングで急に想像を働かせることが難しかったとしても、もっと前から自分の後ろにどんな選手がいるのか見ておけばエンジンになってくれるかどうかは判断しやすかったに違いなかった。ちなみに後から聞かされるに、案の定その時自分の後ろにいたのは明治法政早稲田以外の選手だけだった。それらの観察と想像を両方とも怠った上で判断ミスをしたのだから完全に自分が悪い。猛省。しかもさらに悪いことに、その時、エースの井上さんが自分より後ろにいて(これは知ってた)、この中切れに巻き込むことになってしまった。なので自分の判断ミスは二重に深刻な結果を導いてしまった。井上さんに申し訳ないですし、チームの戦略も破壊してしまってすみませんでした。しかも、レース後井上さんから、クリテはトラックレースと違ってコーナーの加減速の関係上少しのギャップは後ろから詰められるし、足のある人は自主的に後ろから飛び出すのだからトラックレースでスプリンターレーンを譲るように先頭交代するのは正しくないと聞かされた。その通りだ。細かい状況抜きにしても小さいギャップを埋める時に先頭交代を要求するという動き自体誤りであった。最近トラックレースが多く癖が付いていたのだろうが。このように色々な面でやばい動きをしてしまった結果、エンジンのない他の数選手と一緒に集団からはぐれた自分はその後数周で赤旗。巻き込まれた井上さんももう少し粘ったものの赤旗で、東大チームは対抗得点0点に終わってしまった。来年はこうならないように頑張ります。
浮城クリテ クラス2A 最下位完走
最初一番前に並べたが、スタートでクリートキャッチミスもあり六大と同じく後ろから。やはりスピード・コーナーワークともに実力不足で、数回ほど前方への浮上を試みるもまたすぐに後退する事の繰り返し。4回浮上を試みた後、脚にきて集団からドロップし、時々2・3人で回したりしたが足の残り具合のバラツキもあり、結局残り3周はひとり旅になった。最終的に最下位完走に終わった。今回わかったこととしては、六大もそうだが、スタートの一歩目がこれまでとは比較にならないくらいみんな速い。同じゲーム種目でもトラックレースだと常にローリングスタートだしクリートキャッチもないので気付かなかった点だが、クリテ攻略では絶対重要な要素だと気付いたので今後対策する。あと、コーナリングに関して貫名さんに教えていただいたのでうまくできるようにしたい。
今回の大会にあたり、お忙しい中、立哨・役員を務めて頂いた白石さん、秋山さん、植田さん、山田、根岸、カメラマンとして来てくれた西丸くん、今回も色々と身にしみるアドバイスをくださった監督、ありがとうございました。
さて、これで秋の連戦が終わった。インカレが終わった当初は、比較的だれがちなこの時期を、毎週大会の予定を入れておくことでおろそかにしないようになるだろう、とこの連戦をむしろ肯定的に見ていた。しかし、現実としては、想定と違いベースとなる脚の準備が全くできていない状態で連戦の時期に入ってしまったため、大会で良いパフォーマンスができず悔しいが、次の週末もまた大会なので調子を上げる機会もなく、ベースが伴っていないので当然のように次の大会もまたうまくいかず、という事の繰り返しとなり、非常に辛いおもいでとなってしまった。そんな感じだったので期間中は一つ一つのレースに対してやや雑になり、そこから得られるものも得られなくなっていたのはかなり残念。しかし一方で、初めてこのようなハードスケジュールを実行する機会を得ることができて、その結果、自分には遂行しづらいものだということがわかった。勝負となる来年以降のスケジューリングに生かすことができるので良かった。一つ一つのレースの感想はいつでも持つことができるが、もっと大きいスケールでの計画の是非は、確かめることのできる機会が圧倒的に少ない。その中で、その数少ない機会を生かすことができたので収穫と考える。2年生の秋など、存分に試行錯誤したらいい時期であるともいえるはずなので、連戦にトライしたこと自体は全然無駄ではないと思う。まあ、週末練習することができていなかったので体力自体は落ちていてこれから戻さなければならないが、全体練は楽しいし、すぐ戻るはずである。ここからである。