UTokyo bicycle racing team

川島町小見野クリテ クラス3A

2019/01/03 クラス3A DNF

今までのDNFとは意味合いが自分にとっては随分違う。学連のレースは前回が神宮クリテだったから、一年ぶりに近い。レース前に監督から絶対に最初は踏んで前に行けとアドバイスを頂いていた。この前の草レースでも前に出れていないから、今日は絶対にそれだけはやる。それが出来なかったら自分に「競技を辞めろ」って突きつけてやるくらいの気持ちでレースに入った。

レースは最前列一番左。最初のコーナーで見たらイン側だが、2コーナーではアウト側、それに2コーナーの先まではパレード走行。なので最適な位置につけたはず。目論見通りでアクチュアルスタートの段階で一番前をキープ。今まで一度もこれが出来なかった。1周目では途中抜かれつつ3-5番手位でこなす。今日絶対にやることはクリア。今日は行けるかもしれないって思い始める。

2周目、中盤あたりから少しポジションを下げてしまい5-8番手位。このあたりから、コーナーでの減速がキツく、立ち上がりでのインターバルがキツくなってくる。コーナーの随分手前からどうしてもブレーキをかけないといけない。だから立ち上がりでもがく時間が長くなる。これで足が削れてしまった。途中で何度かポジションを上げる試みは出来たが、中途半端。5番手くらいまで上げるのでは意味は無かった。一度一気に戦闘に出て、立ち上がりを2,3回楽になるように立ち回るとか工夫するべき。普通の選手ならそれをしなくても削れない脚をもってるんだろうけど、自分は脚が無い。だからこそポジションを譲っちゃいけなかった。

 

今思えば、2周目あたりで中村さんが「前に出ろ!」って言ってたのはこういうことだったんだなと痛感する。

 

3周目、徐々に千切れてしまう。どうにか集団後方をと思っていたが、3周目後半くらいからズルズルと離れる。ドラフティングも下手くそだな。

4周目、同じ様に集団からこぼれた日大の選手が前に見える。5-10秒前位

5週目に入るところ、日大の選手は通過した。「俺も通して、俺も通して」って思ったけど、赤旗を持った係の方が動くのが見えた。「やめろー」って心の中で叫んだけど、赤旗

 

改善出来たところ:人と走る恐怖心が少なくなった。というかなくなった?草レースと比べると本当に走りやすかった。そして前に出れたこと。これは大きい。

 

改善すべき点:脚が無いこと。5-8番手で満足しないで常に1-3番をキープする気概と技術。

 

今までは、2周目に入る前から千切れてて、先頭の人らと自分は圧倒的に実力差があるんかなとか感じてたけど、そうでも無い。ポジションがどれだけ大事か監督にも他の皆にも言われてたけど、それをポジティブな意味で実感出来たし、どうすれば序盤で前に位置できるかが分かった気がする。これは大きな収穫だと思う。

後は、序盤で取ったポジションを下げないテクニックと脚。それがあれば勝てるのだからそれを鍛えたい。そこまで遠くないと思えた。アホみたいに悔しいけれど前に比べると少し改善されたのが見えてきた。収穫はあった。もっと強くなる。

 

たくさんアドバイスを下さった三宅監督、中村さん、そして応援にかけつけて下さった平山さん、本当にありがとうございます。これからもご指導宜しくお願い致します。また、寒い中役員を務めて下さった白石OB、いつも本当にありがとうございます。心より深く御礼申し上げます。