UTokyo bicycle racing team

美麻ロード 10周/13周DNF
去年インカレの美麻では序盤のペースアップで千切れてしまい何もできなかったので、無駄足を使わずになるべく長くレースに残り、大きい集団でのレース経験値を稼ぐつもりで出走。序盤は思った通りそれなりのペースになり2周目で10人ばかりが抜け出す動きがあったらしく一気に集団が加速。3周目で落ち着いたとき周りを見渡すと、ごっそり人数が減っているので驚いた。つぎにペースが上がったのは4周目で、逃げ集団が一旦捕まったらしく前でさかんに選手が飛び出していたが、ここはひたすら耐えるので精いっぱいで動けず。このあたりで四頭筋に鉄球を押し付けられているような違和感を感じ始める。5周目に入って落ち着いたので、補給を取り出すと、その瞬間また先頭で飛び出した選手が見えたので、仕方なしに補給はあきらめ、またペースアップに耐える。6周目、日大や明治のアタックの後、秋山や金子が追っているのが見えたが、それまでで脚がかなり危なくなっていたので、ここは集団内で回復につとめる。この周の5分坂では集団は一気にペースを落とし、誰も脚が残っていない様子。このままだと集団ごと切られることになるのは見えていたので、マイペースで集団を抜け出し、少し前にいた数人のグループに合流。このグループもそこまでペースは速くなかったが、これについていき、激坂手前で一旦集団に追いつかれた。ここから集団は大幅にペースダウン、散発的にアタックがかかりはするものの、組織立って集団を牽く動きは見られなかったので、やはり5分坂で集団に見切りをつけて数人のグループとともに抜け出し、ここに金子も合流。四頭筋の痛みもかなり増してきたが、単に痛いだけでそれを無視して踏めば進むことに気付く。少人数のグループになって下りでもそれなりに踏む必要が出てきたことと、登りの協調性がとれなかったことでこのグループも崩壊、10周目の5分坂で自分ももはや痛みを無視しても脚が動かなくなってきてしまい千切れる。すぐに後ろからやってきたメイン集団の残骸にも抜かされ、痛みをこらえつつ単独で激坂を上ると、フィニッシュラインで先頭と7分40秒差ということで通され、まだ走ることに絶望しながら11周目に突入。この周の5分坂の頂上でようやくレースを降ろされた。
2時間を越える時間にわたって、集団内でレースを進めたことで、集団内で無駄足を使わず安全に動けることについてはかなり向上したと思う。はじめの4周の様子からしてソリア、メディオといった領域のパワーでは、自分はそこまで弱くはなく、これまでの練習の方向性が外れていなかったことが分かったが、やはり最近の学連のロードレースでは集団から抜け出して勝負に加わらなければ、完走すらできないということを実感した。また、競技時間が1時間を超えるあたりですでに脚が攣りだすため、4時間にわたるレースにはまだ耐えられなかった。やはり夏の間は長時間のレースへの耐性をつけるとともに、アタックのような高強度を意識した練習をしていきたい。
レースの運営やアドバイスをしていただいた監督、運転やサポートをして下さった中村さん、補給や応援をしてくれた1、2年生、そして、苦しい激坂区間で毎周回応援してくださった小藤さん、ありがとうございました。