UTokyo bicycle racing team

こんばんは。たくさんの新入部員がいることがわかりとても嬉しいチームマネージャー植田です。なんと現在の時点で選手9名、スタッフ2名…!今まで選手11名、スタッフ2名だったのでほぼ2倍になりました。

昨日の岩手日報杯ロードレースのサポートとして帯同してきました!東大がきちんと動くことができたレースなので、しっかり力を入れてレポートします。笑

個人ロードと同町での開催ということで出場を決めたこの大会。他の出場選手は東北の方が多く、一般の部最多だったのは10名をそろえたエルドラード東北。東大はそれに次ぐ6名が出場しており、きちんと戦略を立てて走るという経験をすることが一つの目標でもありました。

土曜日のうちにコースを試走。元々は調子を上げてきている主将・秋山くんがエースの予定でしたが、金曜日に発熱。試走したがっていたものの、まだ体調が悪そうだったためここでぶり返したらどうしようもないでしょう、と言ってレジアス試走に…

翌日に本人と話して、出走することにはしたもののエース交代を決定。調子と脚を考え、こういっちゃんが逃げ勝ちを目指し、長岡くんがゴールスプリントになる展開に備えるというダブルエースに。故障によりしばらく練習できていなかった生駒さん、体調の悪い秋山くん、膝が怪しい貫名くん、まだレース経験の浅い新谷くんの4人がアシストに回りました。
個人ブログやtwitterから昨年度までのレポートを発掘したり他のリザルトを見たりして有力選手を調べ、ナンバーを控えて選手たちと共有。東北学院大の猿田選手、昨年度優勝者と準優勝者(優勝経験複数回あり)を擁し、最多人数が出走するエルドラード東北、強い二人をそろえたLinkTOHOKU、オリンピック出場経験がある藤田選手はどこかで確実に動いてくるだろうと予想されました。

岩手はまだ桜が咲いていて、桜の花びらが舞い散る中でのレースでした。
気温は関東より低く、夜はかなりの冷え込み。日差しがある間は暑いくらいなのに途中曇ると肌寒いという気候でした。出走前に雨がぱらついたものの、天気雨ですぐに止みました。

綺麗な風景をバックに生駒さんの機材。もちろんフレームだけでなくホイールもASTUTO。

わたしは代輪と補給用ボトルを念のため数本用意して、準備完了。出走前にはいつも通り秋山くんとしゃべり、全員から上着を受け取って、いよいよスタート。

全部で7周、50kmほどのレース。しかし1周めは最後の平坦部にはいるまでパレードランで、実質6周といったところ。

一周完了。平坦区間でジュニアの十数名がこぼれたものの、大集団一つ。白キャップが一般、青キャップがジュニアで100名ほどの混走です。パレード解除後の初めの登り、

エルドラード東北の選手が軽くアタックしたところを、

貫名・新谷がしっかりつぶします。

2周目には集団後方で落車が発生するも、東大は前方を保っていたため影響なし。

3周完了、

登りで東北学院大・猿田選手がアタック。

これは見逃せないということで生駒さんが乗り、おそらく同じことを考えたエルドラード東北の選手が合流。

その後ろからLinkTOHOKUの選手も合流。これを原型とした10名弱の逃げができます。有力選手が乗ったものの、人数を擁するチームは一人以上を送り込んでいるためか集団はこれを容認。気温が上がってきたのかぱらぱらとボトルを取る選手の姿も。
せっかくなので、こちらのURLから

https://goo.gl/photos/QSaMJ5WkEnUnjyia6

パラパラ漫画のような感じで見られるようにしてみました。が、こういう表示にするならもっと定点的に撮らないとよく伝わりませんね(でもどうせなら東大の選手を狙って撮りたいというジレンマ…)

4周完了、集団と逃げの差は25秒。平坦区間が長いこともあり、おそらく集団の視界にずっと入っている状況。このあたりから新谷くんがちょっときつそうな様子を見せ始めます。あとから聞いたところ、逃げに入ったジュニアの選手が一人だということに気づいたのか、ジュニアの選手が集団を思い切り牽いていたとのこと。

5周完了、集団と逃げとの差が詰まって数秒に。スタート地点に戻ってきた時点で、まもなく吸収といったところ。新谷くんが集団後ろ1分半ほど、5人強のグルペットに。「まだ1分半、いけるよ!」と叫んだらなぜかグルペット全体が活性化。笑

6周完了、ここの登りでこういっちゃんが飛び出します(が、どうも後から集団の様子を聞いたところ、こういっちゃんは展開を読み間違えてアタックした模様)。それを追って二名の選手が飛び出していったところで私の位置からは見えなくなりました。貫名くん生駒さんが集団前方、長岡くんが中盤くらいに見え、秋山くんはここで集団から遅れ、「こういっちゃん行った!?」と尋ねてそのまま最終周へ。新谷くんはグルペットを置いて一人で行こうとしていましたが、それほど余裕があるわけではなさそうだったので後ろと追うよう声をかけました。

ここでわたしはゴール地点へ。放送によると集団はアタックが頻発するも決まらず、大集団のまま突入。有力選手が絞られないままのゴールスプリントで、東大としてはあまり望ましくない展開。

勝ったのは東北学院大・猿田選手。やっぱり強かった…チームは二人だったものの今田選手は落車の影響かすぐに遅れていたので、一人での勝利。逃げに乗ったりして足を使ったにも関わらず、さすがのスプリントでした。東大は精進しないといけないですね…


最後に、頑張った新谷くんを一枚。学連クラス3よりもレベルが高かったのではないかと思うのですが、きちんと仕事をしたうえで完走とよくがんばりました!

一周が10分ほどしかない(上に途中から逃げとグルペットができて、実質選手が回ってこない時間が10分もない)中で、タイム差をとりつつ補給しつつ写真と動画を撮りつつ実況ツイートを打ちつつ他チームがツイートしていないか確認するという、あまりにも手がたりないレースでしたが笑、なんとかサポートとしては無事に終わりよかったです。

当日のツイート実況まとめは
https://togetter.com/li/1108469
こちらからどうぞ。

今大会に際して、秋山のDE ROSA Nickをすぐに手配してくださった日直商会様、要項が発表されるよりもずっと前のメールでの問い合わせに親切に対応してくださった岩手県車連・村田様、本当にありがとうございました。
最高位は長岡の7位と、望んだ結果は出すことができませんでしたが、この経験は必ず個人ロードに生かします。どうぞ変わらぬ応援のほどよろしくお願いいたします。