UTokyo bicycle racing team

チームロードタイムトライアル:7位
目標は最低でも入賞、できれば表彰台、けど現実的には6位以内か、という感じで臨んだ。
実際は入賞すらできるか不安だったが、練習でやってきたことを繰り返すだけだ、と言い聞かせる。
会場に到着してから、バイクのセッティング、ゼッケン貼り、バイクチェック、試走、ウォーミングアップとほぼイメージ通りに進む。サポートのみんなが頑張ってくれた。OBとして来てくださった水田さん、西薗さん、高木さん、石川さんまでサポートの仕事をしてくださった。その分結果でこたえなきゃな、と気合いを入れる。
一周目はかなり余裕をもって。配分を守り、また余計な挙動をしないよう集中する。後ろではギア重めで前の草部にビタ付き、先頭に出たらギアを一枚軽くしてケイデンスを上げスピード維持、役目を終えたらゆっくり列の真横を通り最後尾まで下がる。ひたすら省エネ。
しかし、S/Gの折り返しの加速時に脚が攣りそうな兆候を見せ始める。無理は禁物と考え、配分を10秒減らしてもらう。ドリンクを多めに取る。草部が頑張って配分を増やしてくれる。
今でもはっきり覚えているが、出走から55分を過ぎる頃から、一気に苦しくなる。時間の経過がやけに遅く感じる。いろんな手を使って折れそうな心を必死に鼓舞する。
そのうち配分をもとに戻せるようになるが、脚が攣りそうになって、先頭交代後そのままつけなくて千切れるのが怖くなってまた配分を減らしてしまう。
ラストは自分が先頭で上げすぎて崩壊しながらゴール。
最後上げる余裕あったし、出し切れてなかったんじゃ・・?とかグルグル考えながら流したあとでテントに帰ると、7位だったと知らされる。さらに6位と10秒差だったことも。
おれの心がもっと強くて限界まで出し切ってたら6位行けたかもしれないのに、と後悔で泣きそうになった。
けどダウンし終わってから冷静に考えると、限界まで出し切ったとしても、10秒はつめられなかった....とやっぱり思った。
それよりも、配分を最後まで守れなかったことの方が本質的な問題なんだろう。
また、細かい反省として、朝練に学校にバイトにと忙しく、直前に体調をコントロールしきれず崩してしまったことも問題だった。本番前日に10km流しただけで気分が悪くなるほど体調を崩すのは選手として有り得なかった。来年はこんなことにならないようにスケジュール管理しようと思う。
とはいえ、レース中の東大チームはベストエフォートを尽くせたと思う。
来年は、18秒以内に4位から7位の4チームがひしめいたこのグループから飛び抜けて、さらなる上位を狙いたい。
そのために僕個人として、精神的にも肉体的にも、一段階突き抜けたい。
今回は多くのサポート、OBの方々に駆けつけてもらい、大変お世話になりました。
サポートと応援が無ければ、この結果は間違いなくなかった。直接じゃなくて申し訳ないけれど、本当にありがとうございました。感謝しています。
また、一昨年の経験をもとにいろいろアドバイスしてくださった中村さん、スプロケを貸してくださった山形さんも、ありがとうございました。
また柿木さんには今年もお世話になりました。ありがとうございました。
そして監督、運転からサポートから指導まで、ありがとうございました。
スポンサーの日直商会様に提供していただいたミシュランPRO4ServiceCourseタイヤのおかげで、パンクトラブルに見舞われること無く走りきることができました。ありがとうございました。
草部はクラス2昇格おめでとう。練習中はメカトラばかりで不安だったけど、レースでは期待以上の仕事を果たしてくれた。ありがとう。
谷さん・浦・草部の3人には当日仕事を果たせなかった申し訳なさと、それでも7位という結果に連れて行ってくれたことへの感謝でなんていっていいやら・・来年はしっかり仕事します。
その前にまずは個人ロード。今年の北海道の国立枠があるか微妙らしいがあると信じて、きっちり結果を残せるようベストを尽くします。頑張りましょう。