UTokyo bicycle racing team

TTT9位
シーズン前半戦における最大のターゲットレース。一人一人のパワーが去年より落ちているのは確かだが、それを補って余りあるだけの準備を重ねてくることができたので、しっかりやりきれれば入賞できるぐらいには仕上げることができたという自信はあった
3回目ということもありプレッシャーらしいものもなく、前日もしっかり寝れて調子は良い感じ。手厚いサポートのおかげで何の不備もなくスタートラインへ向かうことができた
スタートして1往復目は順調そのもの。自分も程よく余裕を残せている感じで、感覚としてはこの上なかった。ここで2往復目に入るとこで颯希がワンローテ付き位置宣言。自分も危ない兆候がチラチラ見え始めていたが、引く時間をほんの少し短くすることで何とか対処できており、まだまだイケるぞという感触。しかし、往路の最後らへんで皆大分きつそうで、付き位置が増え始めて暗雲が立ち込め出し、自分も一気に疲労がたまってきて、何よりも左足の付け根が攣りそうで満足に踏めなくなってきた。それでも最後までは何とかやり切れるだろうと思っていたが、復路に入ったところで全体として引く時間や強度がガクンと落ちてしまった。ここで踏ん張れるかどうかが入賞との境目であったのはリザルトや途中経過より明らかであったので、とても悔やまれる。引く時間は短くしても、意地でも強度は落としてはいけなかった(それが難しいのだが)。結局入賞圏とは45秒ほど離された9位。
練習をたくさん積んできたはずだったが、細かいところの詰めが足りなかったのかもしれない。特に自分が気になったのは付き位置に関すること。付き位置が悪いこととは言わないが、ワンローテ抜けるだけでも他の3人の負担はとても重くなってしまうので、引く時間を自分で調整して、付き位置を作らないようにするのが非常に重要なように感じた。今回は結局4人とも付き位置を使うことになったのだが、兆候無く普通に引いていたところからいきなりなるパターンが多く感じたので、そこは来年以降修正した方が良いと思う。もし付き位置になったとしても、引く時間が短くなっていれば周りもダメなんだなというのが察しやすいので対処もしやすいだろう
3回も走らせていただいたが結局一回も入賞することができず、ただただ悔しい。しかし、今年に関しては現メンバーの力の全てを完璧に出し切ったとは言えないまでもある程度やり切れた部分はあると思うので、後悔が無いといえば嘘になるが、去年、一昨年よりは少ない。来年以降も厳しい戦いが続くと思うが、今年走った2人を軸に後悔のない走りをできるように頑張ってほしい
朝練期間に家に泊めてくれた新谷、機材に関して色々とやって下さった皆様、手厚いサポートや立哨して下さった、現役部員、OBの皆様、先頭出力や時間の調整など東大のTTTのために多くの御指導をしてくださった柿木さん、本当にありがとうございました