UTokyo bicycle racing team

日曜:TTT
遂に迎えた本番。体調やらなんやら色々なものを犠牲にしてやってきた朝練を信じてスタートラインに立つ。
1周目は前輪が直前にかえたブレーキシューにすってた(スタート後すぐに修正)こと以外は特にトラブルもなく、過去のブログを読んで思い描いてた情景とかけはなれすぎてて拍子抜けするほど淡々と進む。2〜3回に1回は最後尾で水分補給&ダンシングし脚と股をほぐす。脚はピーキングがうまくいったのかかなりいい感じ。軽い。楽しい。アドレナリンのやり場に困ったのでとりあえず声を出しておく。復路の中盤順天をぬいたあたりでテンションがあがってローテ諸々雑になりかけるが柿木さんに「こういう時こそ集中だよ」と戒められた気がして我にかえる。
なんやかんやであっという間に折り返し地点。ここでボトルをもらい損ねた谷さんに僕の水をわたすもゲージに中々入らず前2人と中切れを起こしかけるが谷さんの好判断(笑)で事なきを得る。危なかった。2周目往路の序盤で林さん、中盤で谷さんがきつくなったので先頭の時間を10秒のばす。たかが10秒されど10秒、じわじわときつくなってくる。最後の折り返し、中野の応援で気合を入れ直す。ここで谷さんがつきいち宣言。僕も折り返し3km過ぎから急に余裕がなくなり20〜25秒が限界で出力も先頭に出るたびに下がる一方。意識もとびかけるが叫ぶことで何とか正気を保つ。もうほとんど浦さん頼み。一度先頭牽いてる浦さんの後ろでつき切れかけこのままじゃ持たないと思い1回ローテをとばす。もう少しで崩壊するとこだった。
ラスト100m、ちょうど先頭で回ってきたので僕が発射台となり3人にゴールしてもらおうと思い死ぬ気で牽いて横を見ると2人しかいない...またもや死ぬ気でもがいてゴール。

ゴール後ピットで横になっていて自分が試合前想像していたような圧倒的な達成感は感じられなかった。力は出し尽くした、が結果がついてこなかった。
たったの18秒だが他大学も大なり小なりトラブルはあっただろうしやっぱりこの差を埋めるのは難しかったと思う。完全に力不足。力をつけて来年何としてもリベンジしたい。

今回のTTTでは合わせの段階からメカトラばかりで完全に東大の不安要素でしかなく先輩方には大変ご迷惑をおかけしました。あと今回2年ということで特に気負わず走らせていただけたのは何かあっても先輩方が後ろについてくれているという安心感からでした。メンバーの谷さん、浦さん、林さん本当にありがとうございました。来年は頼れる先輩になりたいと思います。

また今年は例年以上に多くのOBの方々にサポートに来ていただきありがとうございました。監督はお疲れの中往復の運転、アドバイスなど毎度のことながら色々とお世話になりました。柿木さん、的確な配分設定などありがとうございました。来年もよろしくお願いします。そして生駒さん、福田、中野、和泉、植田、金子、秋山、貫名はサポート、立哨、役員など暑い中本当にご苦労様でした。ありがとうございました。植田は初めてのサポートで大変だったと思うけど助かりました。ありがとう。

自分としてはこれだけ大勢の方々に直接サポートして頂く経験は初めてで、今回のレースで自分がいかに多くの人に支えられてこの競技をやっているのか、決して自分のためだけに走っているのではないことを改めて実感させられました。これからも一歩一歩着実に強くなっていきたいと思いますのでよろしくおねがいします。