UTokyo bicycle racing team

インカレロード18km×9周、5周DNF。
美麻ロード1日目でFADを食らったこともあり、序盤からちぎれるんではないかとかなり不安だった。しかし院試と並行して行ったローラー練はかなり密度の濃いものだったし、コースをどういう風にこなすかのイメージもかなりできていたので、とにかく無理をせずに今やれることをやることに集中した。
1周目の長い坂、勾配がゆるくなってまたきつくなるあたりからは敢えてついて行かず自分のペースで登る。そしてトンネルに入ってからもがいて集団に復帰する。トンネル内で落車に巻き込まれて止まってしまったものの、すぐにスタートできて大事にはいたらなかった。予想通りある程度なら離されても集団復帰できる。2周目の長い坂は途中からアタックがかかりペースが上がったが、焦らずポジションを落としながら徐々に加速し終盤はまた自分のペースで登った。1周目より離されたが集団に復帰できた。3周目はペースが遅く難なくクリア。そして4周目の長い坂。坂中盤に足が攣りかけ千切れるが、焦らずそのとき出せる最大限の出力で一定ペースで頂上まで登った。そこからもがいて集団を追ったが、下りあとのカーブの時点で10秒ほどの差をつけられてしまった。その後下りでパスした人達の集団が後ろから来たが、もう心肺が終わっていてすぐにちぎれてしまった。この集団はメインに復帰できたらしい。冷静にみんなと追っていれば・・・。ここが最大の判断ミスだった。その後何人かと回したが5周目の長い坂以降は一人旅。もうDNFになることが確実だったので「思ったより走れた」とか「あの判断ミスは痛かった」とか意外と冷静に今日のレースを振り返りながら走っていたが、S/F地点が近づくにつれて声援とともに悔しさが大きくなっていき初めて泣きながら赤旗を振られた。
わざわざ鹿児島まで駆けつけてくださったOBの皆さん、本当にありがとうございました。またいつも献身的に動いてくださる監督、マネージャーにはいつも頭が下がる思いです。3年生以下の部員は愛媛からの長い日程お疲れ様でした。
さて、シーズンはじめは来年の登録が残っているにもかかわらず今年で引退しようとしていましたが、気が変わりました。現役を続行します。選手権で結果を残し、ツールド北海道の出場権を取って部に恩返しするまではやめられません。
今回完走は2人にとどまったものの、序盤で落車に巻き込まれた人以外は終盤まで走ることができた。チーム力は明らかに上がってきている。僕含め今までと同じような努力を来年まで続ければ普通に完走はしてしまいそうなので、もっと上の目標を立てるべきだと思う。今はそこそこのレベルで頭数が揃っているので、底上げできれば名門校のようなレース運びをすることも夢ではない。個人的には来年の選手権で10位以内に入ることを目標として精進していきます。