UTokyo bicycle racing team

6/10 個人ロード@CSC DNF
スタート直後クリートキャッチで少し遅れたが、1週目のホームストレートでグンと踏むと一気にごぼう抜きすることができ、集団先頭に取り付いた。その後1周目の1号橋後でファーストアタックがかかったのでついていくことにした。しかし秀峰亭でついていけなくなり、集団に合流。また、3周目あたりで追走が出るとなった時にもついて行きそのまま追走集団に入った。まあこれも途中でついていけなくなりまた集団を待った。その後は緩んだ集団前方で楽に進めることができ、なんかいい感じだなあと思っていたが、60km時点の秀峰亭で集団のペースがかちあがり。集団の最前列にいたはずだったのに長者ヶ原を登りきる頃には見事にちぎれていた。脚がカスカスだったというよりも、ソリアのトップが低すぎた。
今回のレースは、去年のインカレとは違って、集団内にいても無駄にポジションを下げることはなかったし、途中集団後方に埋もれた時も、緩みを感知してスルスルと上がっていけたり、レースを走る上での、心理的な側面はだいぶ良くなったと言える。ただ、やはり課題のソリア域がダメだった。今回走った経験は次に生きるので良かったとして、脚力の部分をインカレまでになんとかしたいと思う。
と、普段の自分は書きがちだが、そんな中途半端に、良かったこともあったし悪かったこともあったね、という感想を書く気になれない。なんというか、今回は、走りも、そこで得られたものも、完走できないことが前提で経験値を積んでやろうという走り方によるものであったわけで、もちろん脚力的に完走が狙えないならその中で得られるだけのものを得るように努力するのが正しいのかもしれないが、結局どのように言葉で装飾しても、完走に満たない脚しかなかったのだ、ということなのであって、書けば書くほど虚しくなってくる。
何が言いたいかというと、とにかく脚をつけようということだけである。今回良かったこともあったね、では中途半端のスパイラルから抜け出せない。
うまく伝えられないが、今回のレースは、レースに至るメンタリティの場面から始まり、レースが実際に終わるまで、実にいろいろ考えさせられて、本当に相当悔しいので、インカレロードで仕返しできるように、これから本当に頑張って練習する。乗り込む。
中距離系かと思ったら、今度はインカレロード目指すって、またなんでだよ、迷走してるなあと思われそうだが、より動物的・反射的に、できなかったことをできるようになりたくて頑張る、というのもきっと悪くないはず。
さて、平山さんの日記にもございました通り、今回のレースでも、日直商会様から提供いただいたMichelin power competitionを使い、悪天候の中でも東大はパンクやスリップなどのトラブルなく走ることができました。また、私は、同じく日直商会様より、DeRosa Nickをご提供頂き使わせていただいておりますが、適度なしなりを持つNickのおかげで、今回のようなロングレースでも脚が痛くなったりすることがありませんでした。いつもありがとうございます。
雨の中サポートをしてくださり、自分が持てる力を最大限引き出すことができるようにしてくれた部の皆様、本当にありがとうございました。サポートしてくれた人のことを考えると非常に申し訳なさを感じます。今度のインカレは絶対にもっと成長した上で臨みます。また、役員や応援できてくださったOBOGのみなさま本当にありがとうございました。特に植田さんにはまたいろいろやっていただいてしまって、本当に恐縮であるとともに、表現しようもないくらいに感謝しております。また、ご指導や運転をしてくださった三宅監督、どうもありがとうございました。