UTokyo bicycle racing team

紆余曲折あり明日のレースは出られなくなってしまったのでまとめをここらで
自分はトラックレースメインでやって来たが、本格的にポイントレースとかに出始めたのは2年のインカレが終わった後。そして学連トップ層とまともに走れるようになったのは4年生になってから。レース数にして20ほど、期間にして1年半かかった。しかしその期間猛烈にパワーが上がったというのはなくて、多分ソリア域で15wほど、メディオ域に関しては恥ずかしながらほとんど変わっていないかもしれない
要は何が言いたいのかというと、結果を出したいのならばレースをたくさんこなすべきだということ。トラックにしろロードにしろ草レースでも良いから数多くこなせばパワーメーターでは測れないものが無意識のうちに確実に身についている。ただ、すぐ千切れるだけで何も収穫できない状態で出るのは意味ないのでハードな練習をたくさんこなすのは前提であって、申し訳ないがこれが出来ない人は論外。その上で増えていくパワーメーターの数字を見て「やったやった」となるのは決して悪いことではないが、それだけではまだ本当に強くなったとは言えないと思う。そこにレースで得られる何かが掛け合わされることでようやく一段階レベルアップ出来る。それに必要な期間は人それぞれで、それは才能に依る部分があるのは仕方ないことだけど最終的には誰でも強くなれる。絶対に。自分はトラックレースに出るのが一年、いや、半年でも早ければもっと前の段階で全国で戦えていたと思う。それが自分が4年間で最も感じた部分かつ後悔している点でもあるので、後輩達にはこの教訓を生かしてほしい
一応レースのことを振り返ると、前述のような後悔はあるが4年目にしっかり全国レベルで走ることが出来たので競技生活としてはそれなりに満足できるものだった。トラックレースに関してはインカレの団抜き、オムニアムとか色々あるけど個人的には初めて選手権でトップ層と全力でやりあえた東日本選手権のポイントレースはかなり印象に残っていて、あのレースは多分全レースで一番きつかったけどそれ以上に楽しかった。ロードに関しては基本微妙なレースが多くて、特に3年連続TTTで入賞できなかったのは本当に悔しかったけど、その翌日のITTで22位に入れたのはまあ良かった(昔2人ほど優勝している人いるけど)。後輩のみんなにも振り返ってみてあのレースは良かったなと思えるレースを一つでも多く作れるように頑張ってほしいと思います
4年間自分を支えてくださった皆様本当にありがとうございました。とりわけ三宅監督、そして柿木さんのお二方は自分にとって本当に大きな存在でした。レースでうまくいかない時や、伸び悩んでいた時に上昇のきっかけを与えてくださったのはいつもお二方でした。本当にありがとうございました。自分だけに限らず、初心者集団の東京大学自転車部が全国で戦えるまでに成長できることに関してこのお二方の存在はとても大きいと思います。後輩達はそれだけ素晴らしい環境でやれているということへの感謝と自信を忘れないでください
競技以外の面でも本当に数え切れないほどたくさんの方に支えていただき自分は4年間競技を続けることができました。お世話になった方々には結果や見ていて楽しいレースをすることで恩返しするのが選手の役割であると考えています。大きなリザルトは残せませんでしたが、自分なりにベストを尽くした結果だったのでそれを最大限の恩返しとして受け取っていただけたら幸いです。皆様本当にありがとうございました
本当は3月まで東大のユニフォームを着て走りたい気持ちで一杯ですが、今月末から新たな目標に向かって留学に出発するのでここで引退です。今の後輩達はふわふわした人が多くて(特に2年目!)心配といえば心配ですが、ポテンシャルは本当に素晴らしいものがあるので変に道を踏み外さなければ(トラックレースをやらないとか!)必ず大きな結果を残してくれると思います。今後とも東京大学自転車部競技班をよろしくお願いします
最後になりますが、皆様4年間本当にありがとうございました!