UTokyo bicycle racing team

3/12 西日本チャレンジ A-U 31位
全日本選手権の出場資格を取るべく参戦。このレース向かってテスト後から乗り込んで調子は上がってきていたし、何より神宮と被ったことにより学連有力選手がいないので、15位以内での全日本資格獲得は余裕だと思っていたし、表彰台を目標にしていた。
前日に試走し、アップも充分に時間を取ってできた。出走前の状態はまさに万全。
しかし、いざスタートしてみると開始1分で落車。最初の下りが落車が多いということで、誰もが前方で下りをクリアしたいという思いの中、前方に出た選手がオーバースピードで落車。すぐ前の選手だったのでなす術なく突っ込む。体もバイクも全然走れる程度の被害で済んだが、チェーン落ちを直してるうちに集団はもう全く見えない。なんとか追いつけるかと思って後先考えずに全開で1周踏みまくるが、全然集団は見えない。2周目あたりから心が折れ、ぼちぼちのペースで残りを消化して終了。
何もしてないので悔しさすらない。下りの時点で集団前方にはいたし、正直反省点も見つからない。あまりくよくよしても仕方ないので、さっぱり忘れて明日から合宿の練習を頑張ることにする。

一緒に広島まで行ってくれた駒沢の岡田くん、運転手と交通費補助をしてくれた母、ありがとう。

〜蛇足〜
1つここに書いておきたいのですが、ロードレースの場合、そんなに空気圧を上げまくっても速くはなりません。圧が高い方がよく転がるのは、路面が完全にフラットなトラックレースにおける話です。
むしろ適正からズレるとしたら低い方がマシです。それを示すデータをポンプメーカーやホイールメーカーが出してます。圧を上げまくってもグリップ性や振動吸収性が悪くなって、落車のリスクが高まるだけです。振動吸収性の低下で転がり抵抗も大きくなります。
今回スタート前の会話で、信じられない空気圧が聞こえてきたので書きました。(落車したのは多分その選手ではありません。) 正しい知識が広まることで、ロードレースでの事故を少しでも減らしたいと思って書いた次第です。