UTokyo bicycle racing team

昨日 九州チャレンジロードレース U23 10.4キロ×7周 7位
15位以内で全日本選手権の出場権が得られるレースで、そのために時間もお金も投資して参加、出走したので、絶対に結果に結びつけてやろうという気持ちで走った。(もっとも実際は遠征自体が非常に楽しく時間もお金も損した気になってないのだが。)
100人以上のレースだったが、スタートは全体の真ん中くらいから。本当はもっと前からでありたかったが、鹿屋体育大学明星大学の有力選手が自分よりも後ろに並んでいたので開幕アタックで終了する事はないなとホッとした。
1周目、前半の下りから平坦になる所でグッと踏むと一気に30人くらい抜けて、先頭集団の一角に浮上。鹿屋のアタックにも反応しつつ前の方をがっちりキープ。しかし後半のソリア坂でズブズブ抜かれ、登り切る頃には集団最後方に。2周目、やはり前半の下りから平坦になる所でグッと踏むと一気に50人ほど抜いて先頭集団に復帰。しかし後半のソリア坂でどんどん落ちていき、今度は集団から千切れてしまう。とはいえそのあとのコーナーで前が緩んだところを利用したり自分で数秒もがいたりしてなんとか復帰。3周目も、同じ区間で先頭に復帰すると、ソリア坂も3周目からはやや落ち着いたようでそこまでヤバイことにはならず。そこから5周目までは安定して前方をキープ。そして6周目のソリア坂で次の試練が。フィニッシュに向けて集団が活性化したか、周囲の登坂についていけずちぎれる。それでも、2周目と同じようにそのあとグッと踏んで追いつく。さらにポジションを上げていって最後7周目のソリア坂にそれなりの位置で入った。しかしやはり登坂力の差、力のある選手達に突き放される。ただ一方で、そこまでで脚にきていたような選手もいて、何人かは逆に捲る。そんな感じで息絶え絶えでソリア坂を登り切り、残り1キロの平坦区間に入った時には、自分は前方の集団から千切れてバラバラになった選手達の一人目というポジションだった。登っている間に人数を数えるに、U23で先頭集団にいるのは井上さん含め5,6人と見当がついていたのでこのままいけばギリ入賞かと思って無心でペダルを回す。幸い残り1キロで後ろから捲られる事はなく結果7位フィニッシュ。
振り返って。今回のレースで、特に、成長を感じた事が1点、危機感を感じた事も1点あったのでメモに代えて書き残しておきたい。前者としては、数秒の間グッと踏む力。登りでちぎれかけた時やポジションを一気に上げるための踏み直しの能力は確実に上がっていた。これは春合宿中、様々なシチュエーションを作って何度も反復してやった事と全く同じ領域。練習メニューを作ってくださった柿木克之様には本当に感謝です。今回のレースを走り切れたのは完全にそのメニューのおかげでした。次に、後者としては、徹底的にソリア域の不足。2,6,7周目に周囲との差を圧倒的に感じた。データを見ても、去年5,6月あたりのピークよりも全然出ていない事が明らかだったので、今後特に重点的にやる。セントラも頑張りたいし。ここの領域は肝要。
さて、今回も、機材は日直商会様からサポートしていただいたフレームのDEROSA Nickを使わせていただきました。適度なしなりのおかげで最後まで脚が残り、今回70キロ以上レース強度で走ったにも関わらず最後まで脚がなくなるという感覚になりませんでした。また、同じくサポートにより使わせて頂いているミシュランのpower competitionも、転がりの良さと高いグリップ力のおかげで、スピード不足や落車とは無縁なレースを実現してくれました。いつも本当にありがとうございます。幸いにも全日本選手権出場権を獲得する事が出来たので、本番もっと輝けるように、一層精進いたします。
また、最後に、今回の遠征を何の問題もないように進めてくださり、レースまで最高の余裕ある身体・心理状態を保たせて下さった井上さん、本当にありがとうございました。