UTokyo bicycle racing team

利根川TT
NO MORE 機材ドーピングを掲げ、レースに臨む。
*NO MORE 機材ドーピングとは・・・バトン、ディスク、TTメット、エアロワンピを使用しないクリーンな活動のこと
事前にこれらを使用した空洞実験を調べた結果から50km/hで5km/hほど違うらしいので、40km/hでは3km/hと仮定。
正直2年生の人数が多いので、装備の取り合いになることは分かってから最初から使わないと決めていた。ホイールが余っていても使わないという徹底振り。
目標は機材ドーピング無しでアベ40km/hで走ること。
当日は風もなく良い天気。往路は飛ばしすぎないよう心拍計を見て170以下で走る。そして往路アベ40km/h達成。
意外と行けるんじゃないかと思っていたら少し風が出てきた。復路は向かい風でアべが落ちるが復路で38km/hで我慢。
残り4km地点。
ここまでアベ39km/hほど。森泉さんと宮崎さんが追い込めと激励してくれたのにあわせてギアを上げてラストスパート。残り頑張れば全体で40km/h行けるかも知れない。
残り3km地点。
パキと言う音と共にペダルが重くなる。パンクかと疑うがペダルが尋常じゃないほど重い。体感で300Wで踏んでも10km/hくらいしか出ない。
もしかしてスポーク折れたんじゃないか?周りを見渡すが立証がいない。そのまま残りを倒れないようにどうにかゴール。案の定スポーク折れてました。
不運と言えば不運なのだが、仮にアベ40km/hでゴールしても47分と表彰台には程遠い。
機材ドーピングで本当に+3km/hになるかは定かではないが、無しの状態で途中までアベ40km/hで走ることが出来たのは平地TTが苦手な自分としては自信となった。