UTokyo bicycle racing team

学連ロードレース@長野県美麻村。予報を覆しての晴れほぼ無風、最高20℃以上
前日金曜、暗闇の中辿りついた受付で自分のライセンス忘れで3000円没収。もはやこの怒りをレースにぶつけるしかないとふっきれる。(後に持参していたことが発覚!) 朝、準備は滞りなくやったつもりだったが時間ぎりぎりとなり一周ガチで試走。厚着のためかニンニクのためか脚がよく回り心拍も上がる。 クラス1+2は約70名でスタート。一周11km×12周。明治中央鹿屋がいない。NIPPOがいる。福島宮沢中島がいる!
1周目、下りは流し平地は前方で高速ローテ、そして登りが速い。が、自分の調子もいい。集団前〜中段で様子見。2周目、集団は落ち着く。要所要所でペースが緩まりインターバル的な負荷がかかる。前方で西薗が相当引いている。自分も多少ローテに加わる。3,4周目、次第にきつくなって登りでは遅れかけるがメイン集団が遅いのでついていくことができる。5,6周目、下り平地でも一列棒状でガツガツ踏むようになる。ホーム前の登りで集団後方に落ちそうになってはこの周でもう終わりかと思うがどうにか立ったり座ったり、ギア落としてとにかく回したり、ニンニクニンニクと念じたりしながら下りに入るまでになんとか追いつく。肺は余裕ありだが脚がない。7周目が終るホーム前の登りで脚なく切れて同じくして切れた西薗と信州の出口と回すものの8周半で終了。
・コースプロフィールの登りの印象とは違い、相当なスピードレースだった。平地があり40、50キロはふつうに出て下りは70キロを超えた。
・リタイアにはなったが今のすべての力を出し切ることができた。院試が終ってから調子は上向きで体のキレは過去最高によかったと密かに思う。三度の彩湖練の成果も多少感じられた。
・今までと変わらないのは、レース前半は一部余裕を感じても折り返し地点を過ぎてから同じレベルの負荷に耐えられなくなる点。展開にもよるが実質勝負は最後4分の1にありここでのペースアップに崩された小集団で自分がどこに位置するか。さらにその後最後まである程度の出力を維持できるか。閾値を高めて繰り返しの中で回復し後半勝負に絡むことが必要。例えば今回切れた後もスバルライン並みの勾配5%時速20キロ程度の出力なら出せた。これは自分の閾値の下のほうで耐える負荷だからだろう。
・登りの中でギアを勾配に合わせ損ねて一時的に重いギアをゴリ踏みする羽目になったり2箇所の直角コーナーで一瞬遅れて中切れしかけたのを追いついたりと細かいミスが積み重なった印象はある。
・今回はインナーローからアウタートップまですべてのギアをフル稼働する必要があり少しのギアチェンジの遅れが後退につながるので完璧な整備が求められた。当たり前のことだが来年のインカレでは留意したい。
【追記】
・フロントをインナーに落とすときはリアをなるべくトップ側の状態にして落としましょう。登りにさしかかってギアを軽くしたい時はアウターでローへ軽くするのではなく早めにインナーに落としてインナートップ付近から軽くしていく方が安全安心。
・諸要因を省いてどんぶり勘定で考えると西薗と出口はインカレ23,24周DNFレベルなので院試で弱った分を引かなければ自分もそれくらいだったと思われる。
・4,5周目あたりだったか、山岳賞狙いの安藤さんと西薗が二人でふわっと集団の前に出たときに一緒に出ておけばよかった。また自分を過小評価してヒヨった。
・10月は全自走スバル、なかよしスバル、美麻と走ってかなり出来上がったいい状態でしばらくロードレースがないのがもったいない。レースは最高の練習とはこのことか。