UTokyo bicycle racing team

チームタイムトライアル

ITTの反省を活かし前日は6時に起きて、昼の睡魔にも耐えた。ここんとこ毎晩起こされてる蚊を完全に排除するためにノーマットを数時間焚いておいて、寝る前にエアコンで換気。これで完璧な睡眠が…!と思ったら何故か何回か目が覚めたけどまあ良い感じで朝を迎える。ハンガーノックになるわけにいかないので、試合のことをあんまり考えないようにして食欲を保った。食うもの食ったら、あとは口ではなんか言ってたかも知れないが不安は特に無かった。

一周目、往路は脚がとても軽い。気分も高まっていて全てうまくいくような気がしていた。ケイデンスを上げすぎないことと頭を上げて風を無駄に受けないようにすることだけ意識して練習通りのことをこなしていく。が折り返し間近というところで急に脚に疲れがきた。先頭に数秒出て後ろ付くぐらいならどうにかできるぐらいだったが残りの距離を考えるとやばい感じ。全体の士気を下げたくなくてかなり迷った後、無理して崩壊は最悪なので折り返して暫くでいったん付き位置に入る。3人になって先頭出力がさがったのか、幸い回復して短い時間からローテに復帰。悪い判断では無かったと思う。
 2周目、補給を取り損なう。落とした上にバランス崩して危うく落車、復帰したと思ったら内側にいて次に手が届かない。完全にこっちのミスなので補給に変に気負わせたらやだなーとか思って水あるからだいじょぶ!とか叫んだ後何を思ったのか、そんなこと言っといてほんとに水あるよな?と確認しようとボトルを取り出し、ちょっと飲んで戻そうとして落とす。以降コーラだけでもなんとかなったんだけど、パニクってよく分からないミスをしてしまった。二回目の往路は減速に加え順番が変わったのもあってか割と楽で、だんだん先頭の時間を延ばして指定通りに。ってやってたらまさかの追走バイクからの追い抜き合図…最初に付き位置に入ったのが全てを悪くしたような気がして、申し訳なさと情けなさがつのるもやるべきことは変わらない。だんだん股がやばくなって、位置を変えて誤魔化しつつしのぐが辛い。脚にもきていて先頭がきつくなる。折り返して一回か二回先頭牽いたらもう次先頭に出たら落とすか付けないかになりそうで、ひたすら浦さんに任せて後ろを死守。谷さんが言ってたこと思い出して攣った足をさらに踏んで治しつつ、サドルに置く場所をローテーションしつつ、しがみつくことしか出来ない悔しさをかみしめながらどうにかゴールまで。
もっと強かったら脚に体重逃げるし股間も楽なんだろうな…
絶望的な順位だと思っていたので、あれだけのサポートを受けておきながらどんな顔して帰ればいいか分からなくて、そして二人の最後のTTTを台無しにしてしまったような気がして、テントに戻るのが辛かった。正直7位という結果に安堵した。

みなさん本当に献身的なサポートをありがとうございました。心から感謝しています。OBの方々がいてくださったのはとても心強かったです。柿木さん、準備から当日まで色々とお世話になりました。来年はよりよい結果をお見せできればと思います。

今更何言ってんだと思われるかもしれないが、トレーニングのためのトレーニングをしつつレースはその上でできるとこまで、では無く、レースのためのトレーニングをする気になった。どうあれこれから先は今までみたいに10分以下のピークパワーをモチベにしてるようじゃ太刀打ちできない。