UTokyo bicycle racing team

個人ロード:優勝!! 
一週間前のITTの結果のせいで少し気抜けした状態だったが、かえって力みすぎることなく臨めたと思う。ここ一ヶ月ほどは柿木さんに一日ごとの練習メニューを作っていただき、練習はしっかりこなすことができた(つらかったけど...)。
ボトルには今回カフェイン効果を期待してコーヒーを入れてみる。マルトデキストリン+コーラドリンクも前日に仕入れた論文の比率にそろえてぬかりなく。
緊張することなくリラックスした状態でスタート。
はじめからいけそうなら逃げようかと思って前に気を配るが、これだという動きもなく、自分からいってもすぐに吸収されそうな雰囲気だったので様子見。まだ東大のメンバーも周りにいる。このあたりでまずいことにスプロケのロー側から5枚目あたりが死んでいて歯飛びしまくるのに気付くが、時すでに遅し。試合の前日にチェーンをかえるべきでなかった。
しばらくして一人逃げ+集団ゆるペースの状態になり、秋山あたりに行ってもらうかと思ったが、気付くとまわりに東大誰もいない...
6周目の坂で鹿屋の徳田選手がアタックするが、まだ余裕のある選手も多く20人くらいとぞろぞろついていく。裏で後続とも合流した。
このあたりから下痢気味な腹痛に襲われ、10周目あたりはかなり死にそうに。ボトルも結局一回しか取らなかった。
その後何かを飲むとやばそうなので、しばらく断食ダイエットしていたら12周あたりで復活。余裕も出てきてこのあたりから周りの動きに注意を払えるように。前にいる逃げもばらばらで、1分ほどしか離れていないよう。足も軽くて3日前に練習に出かけるときの足のほうがまだ重かったなくらい。悪くない状況だった。
残り5周で徳田選手のアタック再びで、前と同じように人数は少なくなったが、またひとつ集団にまとまる。
残り4周目で京産の選手と少し集団から飛び出る。軽く回していったら、思ったよりタイム差がついてそのまま逃げることに。まだ先も長いので、心地良いくらいのペース回す。須尭選手がだんだんきつそうになるが、このタイミングで一人旅になるのは勘弁してほしかったので、前を多めに引く。
予想外に次の上りまでの1周で50秒差がついてテンションが上がるが、残り周回的にこれ以上はタイム差はつかせてくれないだろう。下手にがんばってタイム差をつけすぎても後ろのペースが上がるので、そこそこに抑えつつ最後の半〜一周でITTモードに突入しようと作戦決定。ここから一人旅に。
残り2周回の上りでタイム差15秒くらい?他大の人まで応援してくれるし、すごい楽しくなってもう途中でつかまっても悔いはない!くらいの気持ちに。
最後1周。だいぶ詰められてきて、補給区間で後ろの選手を応援する声が聞こえる... あと10秒くらい欲しかったが、あきらめ所ではないのでそのまま踏んでいって上りに突入。すぐ後ろに何人かいるのがわかるが、振り返らずに踏んでいく。頂上でちらっと見ると数秒後ろに数人。みんなつらそう。これは来たと思ってアフターバーナー点火。
もうこんなチャンス二度とないなと思ってひたすら踏む。ワインディングのコーナーも攻めまくる。途中やりすぎてペダル掻いて全てが水泡に帰すところだった... トンネル1km前くらいでバイクの人に45秒差といわれる。テンションマックス。
ラスト1kmの上りに入っても後ろは見えない。最後の500mから東大のみんなの応援に後押しされる。そして最後180度ターン、ゴール。
なんだかいまだに実感がわかないけれど、一日たってもにやにやがとまらないのでどうやらうれしいようです。
サポートしてくれた皆さんありがとうございました。特に植田は準備から当日までいろいろ最強wで助かりました。福田も普段のいろいろな業務をこなし、選手が自転車に貢献できる環境を作ってくれて勝利に貢献してくれました。普段なかなか言えないですが、ほんとに感謝です。
監督、アドバイスやその他いろいろありがとうございます。
OBの方々もいつも励みになる応援ありがとうございます。
Blue Wychの柿木さんには練習の計画からアドバイスなど大変お世話になっています。ありがとうございます。
日直商会様には毎度のことながらMichelin pro4を提供していただいています。また自分にはKASKのエアロヘルメットのInfinityも使わせてくださっています。終盤の逃げの場面でInfinityのエアロ効果がなければどうなっていたことやら... ありがとうございます。