UTokyo bicycle racing team

秩父宮杯レースレポート

埼玉で行われる公道レース。公道でこれだけ1周回が長いというのはかなり貴重で、長い長い公道レースである北海道に向けて、絶好の練習。距離は80km弱と短めで、平坦と登りのメリハリがきいた、ポイントごとにものすごい負荷がかかるレース。去年まではGDRがスポンサードを行っている関係でメイタンが来ていたが、もちろん今年はいない。チームとしてもっとも機能しそうなのは(少なくとも頭数において)当部、ブリヂストン。それ以外はよくわからない。

結構長めのパレードのあとスタート。リアルスタート直後に三谷さんが少し抜け出すが、がつがつした集団がかなり速いペースの登坂により吸収。ここから2周目までしばらくアタック合戦。自分ももちろん参戦して、BSなどと共に逃げを作ろうと試みるがなかなかうまくいかず。登りでもっと簡単に人が減るかと思っていたが、見通しは甘かったようです。2周目の登りが終わると少し落ち着く。

平坦のローテーションを結構な人数が飛ばすようになってきた。平地で前に出ることを渋る人が増える。
ちょっとした登りで前が離れ、それにとりあえず合流すると間を埋める人が渋っている。ちょっと踏んでみようか、と軽くアタック。
割に簡単に離れる。いけそうだな、という感触から徐々に単独で離すと、15秒差ぐらいで追走が二人。この二人は協力するのによさそうだったので、少し緩めながら待つ。

三人になるが、登りですぐに一人落ちて、チームCBの高橋選手と一緒になる。タイム差をききながら適当に調節しつつ踏む。個人的には平坦で負荷を高めて登りはもう少し控えめでもいいかな、と思ったが、確実にペースを刻まれるので、登りのペースメイクは任せる。

残り2周ほどで東大一人アタックで追走との情報。う〜ん、すぐに吸収されちゃうんじゃないかな。。。と思っていたが、そのうちに集団を引き離し、こちらに途中20秒まで迫っているとのこと。この時点でカードが一枚増えたので、高橋選手にその旨を告げ、足を貯めはじめる。向こうは踏むしかない。後で確認するとアタックは安井で、自分たちには追いつかなかったものの、集団から逃げきって三位。Good Job! 追いついてワンツーの可能性も十分にあった走りだった。

あとは最後の登りで下から一気にかけて仕上げ。終盤ずっと引いていたにも関わらず、高橋選手は粘り強くてなかなか差が開かずに肝を冷やした。

ともあれ無事にゴール。優勝しました。団体でも東大Aが一位、東大Bが三位と好成績。なにより安井が戦略上重要な動きを完遂したのが一番の収穫だったかも。

ワンデーでこのようなメリハリのあるコースだとほんとやばい負荷がポイントでかかるのを実感。インカレのサバイバルとはまた全然違った内容で、ロードレースの幅の広さを実感。精進します。

ドライバーのみなさん、参加したみんな、おつかれさまでした。