UTokyo bicycle racing team

神宮外苑クリテレポート

なんだか強烈に気合を入れざるを得ない(笑)状況に追い込まれてしまったため、ありとあらゆる現状の足をごまかす作戦を考えて臨んだ。特に注意したのはもっとも組織力のある鹿屋に一方的な試合にされないようにということ。後から振り返ってみると、韓国体育大学、順天、中央、早稲田などが拮抗して応戦し(僕も爪の先ぐらい応戦)いい試合になった。序盤で一度2位通過した後は最後のスプリントのたびに加速で遅れるばかり。まともにやってはなにもせずに終わることが明白になってきたので中盤以降はゴールポイントだけを狙って他は点が散らばってしまうことを祈った。

平坦のレースで後ろにつくだけを選択すると楽だけど面白くない。別に面白くてもどうしようもないが。

で、ラスト2周、内間選手が先頭に立つとまさかのゴールまで全引きを始めた。で、発射されるはずの野口選手の完全番手をつけて位置的には最高。文句が付けようがない。というかもうあれでずぶずぶやった私は馬鹿者です。

最後のかかったときの野口選手に一歩でつき切れした感覚はバンクでロケットをやるときに大田さんの一踏みに引きちぎられる感覚にそっくりでした。ああいう環境を人工的に練習で再現する工夫をしなくてはいけないな。

自分の持ち味と相談しながら試合をやりくりしていこうと思いました。

で、ドーピング検査の合間にシリーズ戦総合表彰!ついに初戦から獲得したイエロージャージを守りきることができました。歴史ですなあ。飯山のワンツーフィニッシュに始まって修善寺カップ、学生TT、クリテシリーズと感慨深く思い出す。

これまでお世話になった全ての人にありがとうございました。