UTokyo bicycle racing team

 CSCトラック秋

4kmTP 49-13 4.53.523
今後に向けてなかなか興味深い結果となった。ベロドロームだからというのもあるだろうが、特に今後意識すべきだと思った点が2点あり、書いておくので参考にしてください。
1.自分が今コーナーにいるのか、ストレートにいるのか、一番前にいなくても常に意識しておく。その上で体の傾きを変える。
特にストレートで体を起こすのは自分もインカレ直前合宿になってようやくつかめた極意であり、今のうちに体得できれば去年のチームより半年以上先を進んだことになるので自信もってください。
2.スタを改善する。
現状とてもいいタイヤを使っているので滑りません。思い切りスタしましょう。
今回のような練習試合的な位置付けをしたところでこのようにいろいろと課題が見えてくるのはとてもいいことである。
ケイリン予選1組 49-13 6位
今後ケイリンにも進出していこうと思い、出場。初出場なのでコミュニケにより大外からのスタート(ありがたいルールである)
最初の3周のローリングで早くも経験不足が露呈。ペーサーのペースは多分一定なのだが集団はやや伸び縮みしているところ、自分だけグアングアンと上に行ったり下に行ったり滑稽な動きを繰り返してしまう。おそらくケイリンのローリングにしては前との間隔を詰め過ぎていたのだろう。次回からもう少し余裕を持つようにしたい。残り3周でペーサーが離脱したが1周は誰も動かず。自分も6番手のままいたらその後あれよあれよと展開が進み、「そういえば高速バンクで有名な前橋競輪場は先行有利で積極的に行かないと勝負に絡めないとwikiに書いてあったな、250のベロなんだから尚更だった…」とか思いながら、結局6位でゴール。
とはいえ、勝負に絡めないまでも、一生懸命もがいたつもりが1人も抜けなかったということには何らかの理由があるはずで、戦後原因を色々考えた。
まず最大の原因は、ダンシングの使いどころ。ロードレースは最後までダンシングするが、それはギアを重くすることができる分最後までトルクをかける価値があるから。ピストでそのようにする意味は全くなかったと後で気がついた。ダンシングは一気にケイデンスを上げたい時だけでいい。
もう一つ大きいのが、ダンシングの方法。最近ダンシングというと登りでのダンシングしかしておらず、無意識に背筋をそらし、腕を伸ばしてダンシングしていたようだ(ハンドルが後のF200の時に比べ非常に遠く感じたので間違い無い)。
これらも知識としては持っているものの実際ケイリンに出て初めて実感として体得できたように思われるので成果があったと言えるだろう。次回はもう少しマシな結果を。
F200 51-14 11.978
千葉にベロでのライン取りなどを色々教えてもらって出走。あとはケイリンでの反省としてダンシングの方法を意識。結果として実力通りのタイム。これまでB基準を切っていた唯一の計測が特殊な形状の泉崎でのものだったので、実質的にベスト更新。あと、この結果には、「延泊」で調子が落ちている中でもB基準はクリアすることで何かしらの面目を保った、という固有の価値がある。良かった。
TPのタイム読みとかをしてくれた山田は来てくれてありがとう。

ここからはレースとは無関係の話になるが、部を見渡すとちょうど今の時期はみんな非常に忙しいようだ。満足に練習できていない人も多いし、降ってくる仕事を分担しても全員キャパっていて溢れかえりそうだという実情も感じている。少なくともA1タームが終わるまでは耐える時期と言わざるをえない。
しかしまず、チャリ部員の年間スケジュール管理という観点では、この時期にタスクを集められているのはむしろ賢いと言えるはず。実際自分が今やっていることも来年のハイシーズンのための先行投資だと胸を張って言える代物。多分みんなそうだろう。近視眼的に焦ったような意見も聞くが、今はちょっと遠く(例えばクラス2以上は神宮とかでいいんじゃないかな)に目印(目標とは言わない)を置いてそれまでに戻せばいいと考え、今はむしろいろいろなことをはじめてみるのがいいのかも。初めてやった種目はどうせ実力発揮以前に終わる以上、自分の脚の状態が悪くてもある程度の成果を得られるわけだから。
次に、とはいえ何もしていないとジリ貧になってしまう訳で、練習したりレースに出たりすることが楽しかったと思えるようにすることも必要だなと。その意味で今回のレースにお土産を持参したのは極めて微力とはいえ我ながらナイスアイデア。あとは下級生もレジアスドライブを楽しんだこととか(渋滞で楽しくなかった?)。
早速、へんてこな具体例から話を始めたせいでむしろ論点がぼやけてしまった(悪い癖)が、何が言いたかったのかというと、これまで部員の部活へのコミットは部員自身の向上心や乗りたい気持ち等だけに支えられてきたところ、それでは忙しい時や心が病んだ時は自転車がおろそかになる可能性が生じてしまうので、部から何かしらエンターテイメント性を提供し、そういう人でも自転車を続けられるようにしたいなぁということが言いたかった。
現状、東大生が自転車をするにあたって競技班に所属していることのメリットが何なのかを考えたとき、制度的に恵まれているとか、能率向上に資するさまざまなご支援を受けられているといったように多くのメリットが浮かぶにもかかわらず、広い意味での精神的な側面に競技班のメリットが存在していないのではないかと。自分はそう思ってしまうし、だからこそ、マネージャーをはじめとする選手以外の構成員については、その人が何をモチベーションにしているのか自分はよくわからないが故に、その人のモチベーションはいつか消えてしまうのではないかと常に心配になってしまうし、選手も自転車のモチベがなくなった暁にはそれを復活させるきっかけがつかみづらくて辞めてしまいかねないんじゃないのかといつも思うわけです。まあこのアイデアは、個々人の自己実現欲とか向上心とかに支えられていないため動もすれば人が離れていってしまうような零細サークルに人をつなぎとめたいサークル幹部の友人が言っていたことに影響を受けて考え始めたものだから、従来の私たちからしたら軟弱のそしりを免れないのでしょうけど。
最近、持続可能な組織ってなんだろうなーと考えることが多くてこんなことを考えてしまった…(面接脳)