UTokyo bicycle racing team

インカレトラック2018

1日目 4kmTP 4.28.804 50-13 10位
去年9月からいまのメンバーでやってきて、メンバー全員が目標に掲げていたレース。しかも、4年生ふたりとは今回が最後の団抜きになる。これまで引っ張っていただいた先輩方の最後の団抜きを不甲斐ないものにはできないので、メンバーとして責任重大。そのため自分としても、かける思いはこれまでのどのレースより強かった。
目標タイムは守りに入ってしまっては届かないものであったにもかかわらず、攻めた挙句崩壊してしまうようでは全て水の泡になるという板挟み状態、にも見えた。
実際、直前の合宿までは本当に目標が高すぎではないのかと心配だった。
しかし、直前の合宿で急激にベロでの団抜きに身体が適応し、設定タイムでの巡航が無理なくできるようになってきていたのを感じていた。例えば、先頭交代で隊列に戻るときの動きは、巡航速度が速くて脚も残ってなかったとしても、隊列が4人でも3人でも、構わずバシバシ決まるようになったし、コーナー明けで意識して体を起こすと直線で内側に寄らないことに気がついてからは蛇行がみるみる減っていった。こういった改善により、ある程度余裕を持って目標タイムに挑むことができるようになったと思う。
7月以前にトライアルとして出場した試合でなかなか結果が出ずタイムも伸び悩む中、あくまで上を、と挑戦し続けたチームメイトに敬意と感謝です。新谷メンバーは性格的にそういう挑戦は尻込みしてしまうタイプで、他のメンバーの意思がなかったらもっと下のレベルでウロウロしていたと思います。
本番は、最初の5周ほどのラップがいつもよりはやかったので途中で脚がなくなってしまうのではないかと心配していたものの、先頭交代がゾーンに入っていたのかと思うくらい上手く行ったおかげで最後まで脚が生き延びてくれて、最後まで粘り切ることができた。終盤ラップが落ちたのはもったいなかったが、現状でのベストに近い結果だったと思う。
来年は上位9校を食えるような成績をとることを目指して頑張ろう。
3日目 1kmTT 1.09.251 48-14 27位
一つでも上の順位を狙って、垂れてもいいからしっかり突っ込む、ギアを回しきれないということだけは絶対に避ける、という考えで出陣。いい集中をもって発走することができた。思った通り1周目のバックストレートが終わるまでにケイデンスを上げきることに成功。そこからはひたすら垂れとの戦いだった。必死で頑張ったがやはり落ちていき、ヘロヘロになりながらゴール。
タイムはこれまでの自己ベストを0.6秒ほど上回るもので、前向きに捉えたい。これからは東大記録を目指すつもり。同時に4kmIPでも東大記録を目指していきたい。
インカレで個人タイム種目を計れたのは非常に良い経験だった。盛り上がりと緊張感の絶妙な配分がたまらなかった。応援、タイム読みで会場を盛り立ててくれたみなさまありがとうございました。
今大会にあたり、たくさんのご指導をしてくださった三宅監督、中村さん、車を出してくれた長岡さん、岡野、レース当日や合宿中で自分のことに集中したい時にサポートをしてくれたみなさま、どうもありがとうございました。
中でも、合宿の時から様々な場面で山田と依田には本当にお世話になりました。この約1週間は、合宿から一緒だった出場選手と山田・依田の7名のものだったと言っても過言ではないです。最高のチームでした。ありがとうございました。中でも山田については、これまで自分たちの見えないところでたくさんのことをやってきてくれていたのだろうけど、それを自分たちの視野が狭いためにこれまで評価してあげることができなかったことについて申し訳なさすら感じます。この1週間で自分に関わることをやってくれた時に初めて存在意義が理解できたのですが、もっと早い段階で、見ていなかった部分にも上手く気づいて「仲間」になることができたはず。でも、遅ればせながら、ですが今回を機に本当に「仲間」になれたと思いました。今後は互いに何をしているかを発信・受信する体制を構築して、相手の存在がプカプカ浮いてしまわないようにしたいと思います。ともあれ、これからもよろしく。
また、ベロドロームに足を運んで応援してくださった小藤さま、先輩方、お忙しいところ役員としていてくださったOBの方々、どうもありがとうございました。