UTokyo bicycle racing team

埼玉クリテ1月ラウンドレポート

朝起きると気分の最悪さにもはやこのまま永遠に(はまずいな)眠ってしまいたくなるが、暖房をつけ、少し追加で眠ってなんとか身体を起こす。実は昨日の練習で軽い脱水症状を起こしてしまい、胃腸の調子を崩してしまったのであった。だけど走り始めたら帰って体調がよくなるという不思議。きっとレースがなかったらこの日一日を寝床でのたうち回って無駄にしてしまっただろう。

4人集まって出発。宮崎が再び風邪。この風邪の多さは明らかに根本的な問題がある。生活習慣を見直さなくてはならないでしょうね。

なんのトラブルもなく、順調にウォーミングアップをすませ、スタートラインにつく。ウォーミングアップの時にも少し強めの負荷をかけると胃の辺りがむかむかしてきたので今日は相当注意しないとやられるな・・・と憂鬱な気分。

だけど役者さんはマイクを向けられると人が変わるといいますし、作家ならペンを持って原稿用紙に向かうと集中が始まるという。そんなプロの世界とはほど遠いですが、これほど自転車やっていると自分も少しそんな気構えが備わってきているのか、スタートについた瞬間苦痛を忘れる。胃のむかつき<<レース中の苦痛なので微小項は無視されるのかもしれませんな。(笑)

スタート直前に風が吹き始め、1周目が終わるころには結構な風に。埼玉らしくなってきた。いきなりスプリントに満足にからめたのでいけるかも、と思う。
最初コーナーワークが粗かったが徐々に改善。バックストレート、帰ってくるストレートの風が強く、スプリントのタイミングは非常に遅め。先行したり、先頭に立つのをほとんどの選手がいやがるが、いざスプリントが始まるとかなり前にいないとまくりにくい。ゴール直前まで細かいカーブが続いているせいもありますが。スプリントで順調に点を重ねる。

3周目頃からバックストレートの強風区間をペースアップして周りの脚を削りにかかる。4〜5周目ぐらいで中央の郡司選手そのた4名等から少しずつ前に行かせて逃げを容認。後方にいた堀内選手と大谷選手をそれぞれ孤立させることに成功した。もう既に手持ちの点がそこそこある自分はこの3人を早々と前に上げる動機は薄い。十時君も前に行ったので一気に詰めようとすればそこは堀内選手がやるしかない。

ここで堀内選手が機材トラブルにより遅れ、ここで意を決した大谷選手が前に気合で追いつく動き。確かに自分でつくってしまったペナルティはさっさと自分で払うしかない。これを追従。少なくとも邪魔はせず。

前方5人程度?半田選手、十時君を含む集団、郡司選手はさらに一人逃げ。彼らは横風区間で崩壊気味。ここで追いつくやいなや先頭に立ち、さらにペースアップ。これには半田選手のみが反応。後方は崩壊。

郡司選手に追いつき、もはやつかせず。速度差を作って抜く。半田選手と組む。ゴール前に近づくと、引くのをためらっているように思われたので、ここでは働いてもらわねばなんめえと思って先に得点を取らせる。その代わり引け、と交渉。が、しばらくペースを保っていると自然にちぎれてしまった。残り4周をいまだ残してこれは痛い、が、もうやるしかない。

後は根性勝負、4周単独逃げ。風のおかげで集団も機能しにくく、吸収されていった半田選手や郡司選手も他の選手との牽制などもあり追いついてくることはなかった。久しぶりの一人逃げによる完全勝利、ガッツポーズの余裕もあった。

お忙しいところ三宅監督、ありがとうございました。三谷さん、運転おつかれさまでした。