UTokyo bicycle racing team

インカレロードサポート(補給係)
一年の私にとっては初めてのインカレ。自転車競技に携わる大学生にとってインカレは極めて重要な一戦であると、知識としては知っていたものの、実際がどんな感じなのかについては、当日までは想像するしかなかった。そんな私にとって、インカレ全体の雰囲気や、出場選手やその関係者の様子といった部分を肌で感じることができたことは、とても大きな収穫になった。まず驚かされたのが、とても多くのOBさんがたが観戦しにおいでになっていたこと。みなさんお忙しい中わざわざ足を運びたくなるくらい価値がある試合なのだ、と強く感じさせられた。また、他大学も含めて、補給地点における熱気もすごかった。私もいつか、いや来年にもインカレに選手として参加したいと一層強く思うようになった。
さて、補給係の仕事に関しては、補給地点が上り坂で選手のスピードが落ちていることもあり、ボトルの受け渡しで失敗することはなかった。しかし個人的には序盤に細かい不手際をすることもあり、補給開始周回がまだ来ていなかったことに助けられたもののヒヤヒヤすることはあったので反省したい。
最後に、インカレ合宿を通しても、私は相変わらず役立たずで、申し訳ないと思っていた。料理がまずできないし、そもそもあらゆることについてずぼらなのである。インカレ前の大事な時期にも面倒をかけてしまい、周囲には申し訳ないの一言です。それだけに、インカレで秋山先輩と生駒先輩が完走を果たされた時、私は少しだけ、救われたような気持ちになりました。そういう気持ちも相まって、ゴールの後はとても感動的な気持ちになった。
とりとめのない、長い文章になってしまいましたが、今回のインカレでは、学んだこと、刺激になったことがともにとても多く、本当に良かったです。感動を与えてくださった選手の皆さん、合宿全般で非常にお世話になった植田先輩をはじめ、いろいろな方に感謝したいです。

8/28 インカレロード 9/28周 DNF

初めてのインカレ。これに出るために2年の前半を自転車にほぼすべてつぎ込んだので、念願のインカレではあるのだが、正直どれだけできるかが全然わからなくて怖い以外の感情があまりなかった。

当日の朝は、出走時間がかなり早かったことや、自分の準備の手際が悪かったこと、思ってた以上に気温が低かったことなどによって、正直アップで体が完全に温まり切らなかった感じはあった。でもまあそこまで致命的なものではなかったと思うし、単純に緊張していつもと感覚が違っただけかもしれない。まあ気にしないことにして、バイクチェックに行って並ぶ。みんな並ぶの早い、、、まだ7:20、、、

緊張は解けないまま出走。まず最初の下りでビビって一気にポジションを下げる。これが本当にダメだった。元々下りが苦手で、こんなにデカい集団で下ったことが無かったので本当に怖かった。こればかりは経験の差か、、、 1周目のペースは当然速く、1周完了時点で気付けば集団最後尾でちぎれかけていた。後から考えると出せないパワーではなかったし、やっぱり緊張していたなと思う。2周目の1号橋で完全にちぎれる。それでも諦めずに踏んでいたが、3周目の1号橋で大落車が発生しており、自分も止まりきれずにコケる。ほとんどスピードを殺してコケたので、チェーンが落ちただけで済んだが、焦ってチェーンがなかなか入らない。そうこうしているうちに一気に集団と2分以上差がつく。絶望的だったがなんとか踏んで、1周ほどで前方の小集団に追いつく。このグルペットに落車に巻き込まれた有力選手が多数いたので、この人たちがあっけなくDNFするわけないと言い聞かせて、心を折らずにこれについていく。途中まではグルペットがちゃんと機能し、先頭と3〜3.5分ぐらいを維持して、時々差が詰まることもあった(?)ぐらい。しかしジリジリと差が開き、差が4分を超えたところで完全に機能しなくなる。誰もペースを上げず、一気に差が開き始めて9周で赤旗

悔しいと思う反面、妥当な結果だと思う自分もいる。まだクラス2のレースは白馬と湾岸しか走ったことなくて、長距離ロードレースや選手権大会は全くの初めてで、正直インカレ完走とかの目標は漠然としていて、具体的な形を得ていなかった感じがある。自分は目標がかなり具体的というか、身近に捉えられるようにならないと奮起できないところがあって、逆に目標がきちんと形を得ると、しっかりと努力できるし、本番でも力が出せる気がする。なんだかただの言い訳を書いている気もするのだが、これが正直な感想である。今回インカレを走って、昇格の次の目標がやっと具体的な形を得たと思う。3回しかないインカレの機会をこのような形で潰したのはもったいないし、植田さんをはじめサポートしてくれた人達には本当に申し訳ない。ただ、もう終わったことはどうしようもないので、来年以降で結果を残せるように頑張ります。来年は絶対に完走します。

今回のインカレにおいても、本当に色々な方々にお世話になりました。応援に駆けつけて下さり、支援をしてくださったOBの方々、これまで色々と指導をしてくださった三宅監督、忙しい中で団抜きの練習を見て下さり、当日も駆けつけてくださった洋和さん、ありがとうございました。

スポーツバイク・ハイロードの青山OBにはパイオニアの取り付けや、全体的な整備をしていただきました。僕のバイクはパーツからポジションまで、ほとんどを青山OBに作って頂いています。本当にいつもありがとうございます。

また、今回も日直商会様からご提供して頂いている、MichelinのPowerというタイヤを使用させて頂きました。いつもありがとうございます。Powerは本当にいいタイヤで、路面抵抗の低減だけではなく、グリップにも優れています。前で落車が起きた際も、急ブレーキをかけたので後輪がロックしたのですが、それでも完全に操縦不能になることはなかったので、前に突っ込んで走行不能になるなどの最悪の事態を避けられました。

Bluewychの柿木さんには、合宿のメニューを考えて頂きました。僕達が大学から競技を初めて、高校経験者と戦えるレベルまで強くなれるのは、ひとえに柿木さんおかげです。本当にありがとうございます。これからもさらなるレベルアップに向けて頑張っていくので、アドバイスよろしくお願いします。

そして、合宿で練習場所を探したり、全体としてチームを引っ張って下さった秋山さん、福島合宿からずっと献身的にサポートをしてくださった植田さん、当日サポートをしてくれた同期と後輩たち、帰りに車に乗せてくださった魁さんと浦さん、本当にありがとうございました。特に植田さんには、申し訳なくなるぐらいにサポートをして頂きました。今回はどうしようもない結果しか出なくて、本当に心が痛いです。次は必ず結果で返します。

8/28 インカレロード サポート+応援
修善寺cscを28周するという、今の自分には信じられないコース。当日は選手より少し早く起き、自分の支度をしてロード自走にてcscへ。駐車場でレジアスを待ちながら他大の方々を見ているだけで、ピリピリした空気を感じた。結構好きな空気感ではあったが、やはり特別な大会なのだなと感じた。
サポートとして補給地点の場所取りの為にボトルをたくさん抱えて秀峰亭まで走ったが、普段全く走らないのでとても辛かった。自分の走れなさには衝撃を受けた。
レースが始まってからは長者ヶ原の上りの途中で観戦と応援。1周目の、道を埋めつくす大集団には道端から見てちょっとビビった。毎周東大の選手が来るのを待ち、先輩が来たら名前を呼んで応援した。後半の周回で生駒さんがキツそうな顔で来たので「フレーフレー生駒」を連呼したり。最終局面で集団から遅れた秋山さんと生駒さんには走って並走して応援したり。楽しみつつ心を込めて応援できたと思う。レース全体を通して、どこの大学が逃げてるとか、集団に何人いるかとかが見えるので、レースの展開が分かって楽しかった。
28周目、キツそうな秋山さんと生駒さんを見てからゴール地点の秀峰亭へ。完走者に沿道から拍手が送られる中、僕はなんとも言えない感動が押し寄せて来て、声をあげて泣いてしまった。レースが壮絶なのが分かったし、完走を果たした選手(特に東大の2人)を見てとても嬉しく思った。最後生駒さんが全然秀峰亭に来ないのにはとても心配になったが、すごい顔の生駒さんが見えてくると、安心してまた涙が溢れてきた。完走後の生駒さんに駆け寄っていった時、笑顔で「なんでおまえ泣いてんだよ」と言われてしまった。でもなんだかすごく嬉しかった。
この8月は合宿で自転車部関連の事しかしなかった。でも最後にこれだけ感動できて、インカレ見てて良かったなとか東大自転車部にいて良かったなとか自分も強くならないととか、ここに書ききれない程に色々と思う所があった。
長くなりましたが、インカレ走った選手は本当にお疲れ様でした!応援して下さっているOBの方々も本当にいつもお世話になっております。ありがとうございます!