UTokyo bicycle racing team

インカレロード報告

目標はもちろん入賞

レポート
 レース前日頃から若干の腹痛を覚え、夕食をいつものレース前の食事のように大量に食べることなく胃腸を休ませることに専念しておく。しかし、翌朝起きても回復せず。いままでのレース経験上こういった時にはドリンク、補給を胃腸が吸収していないことが多く、水分不足から脱水、痙攣に襲われることが多いことは分かっていたが、だからといって走るしかないので朝飯をゆっくり控えめにとるぐらいの対策をうってとりあえず現実から目をそらす。

 レース前の準備を淡々とこなしてスタートラインへ。

 パレードスタートは極めて不安定な状況。車の急なペース変動から急ブレーキが多発して落車が増産された模様。この時点で内藤や細川さんが災難にあっていた。

 スタート直後に一気にダッシュが始まるが想定の範囲内。ダメージが残らない範囲内で思い切り要所要所もがきながらついていく。法政の青柳が最初から積極的に動き、その走りの感じからその日相当に強いことが見て取れた。他は日大と鹿屋が強そうな感じを受けた。大体予測は当たっていたようだ。

 そのままちょこちょこ発生する逃げのうち、決定打になりそうなものを選んでマークしながら淡々と周回を重ねる。高木さんからボトルをもらって補給も十分。だが試合開始後2時間を経過したあたりで最初の異変。何気なく坂でダンシングに切り替えたところで四頭筋の痙攣が少し出る。やはり補給がほとんど効いていない。ついに捕まった。その周は痙攣しなかった部位の筋肉を総動員してごまかして登るがペースが上がらない。身体は割と余裕なのに普通にペダリングしてしまうと痙攣が起こる。調子の上がらなそうな辻本さんが同じように窮地で、もっとも効率のよい走りをしていると判断して走り方をまねする。

 その次のラップの長い登りの最後あたりかな?で、今度はハムストリングスに強烈な痙攣。たまらず停止寸前になる。オートバイがパンクかといぶかしんでこちらを見つめてくるのが頭に残っている。高木さんが近くにいてくれたが、自分のために降りてきたのではと思って先に行ってもらおうかとおもったが、彼も余裕がなかったようだ。

後は降ってくる人をひろいながらベストを尽くしただけ。そしてDNF。インカレ終了

あまりにも練習で作ってきた実力を発揮できなかったため、負け惜しみでも何でもなく、悔しいというより肩透かしをくらって気が抜けたような感じになってしまった。北海道が用意されていることが唯一の救いだ。OBの皆さんも期待してたくさん来てくださったのに、あまりにもふがいない走りを今回してしまったことをなんとか挽回したい。

サポートのみんな、そして特に監督、ドライバーの皆様、本当にありがとうございました。そしてすみません。

反省
・たまにレース前に起こる胃腸の機能低下の原因をはっきりさせないと今後も起こるかも
・ゼリーが口にべとつく感じでやっぱり安かろう、悪かろうだった気がする。ウィダーを使いたい。こういうレースに直結する消耗品をけちるべきではない。レースでタイヤのコストダウンをする人はいない。