UTokyo bicycle racing team

個人タイムトライアル
秋田大潟村スポーツソーラーライン31.256キロ

記録 43分46秒 40位

総括 収穫は、狙った大会で自分の力を出し切ることができたこと、シード獲得の結果を出すことができたことの二点です。特に前者は大きかったです。気持ちと時間をつぎ込んで臨んだ大会で、それを空回りさせること無く力を出せたということは、今後の大きな自信になりました。

データ 往路追い風av.44くらい。復路向かい風av39くらい。往路では基本的に時速45キロで踏んで、中だるみした時に42~43に落ちた。復路では40キロ保つように頑張って、減速した時でも37キロをきることはほとんど無かった。ホイールは、前輪ディープ後輪コリマ。ハイドレーションバッグを搭載して、2~3キロごとに口をすすいだ。

レースリポート 一週間前から生活のすべてがこの日を中心に回っていた。前日は出走時間に遅れる夢と試合でぐだぐだな走りをする夢の、悪夢二本立てを見た。そのくらい気持ちが入っていた。ウォームアップで初めてディスクをはく。ターンで何キロまで出せるか確かめつつ、滑って転んだりしながら感覚をつかむ。出走直前の緊張感は薄い。一人で走るから落車の心配が無くて気が楽だ。出走直後、スピードを上げていると気づかないうちに47キロまで上がっていて、調子がいいと感じる。45キロに落として巡航を始める。序盤の集中が切れてからは、チューチューストローをこまめにすうことでリズムをつける。気持ちが切れたら吸って、さあ行くかみたいな感じで。行きは帰りのことを考えずに足を使って、av.44.2。心拍は185。練習では足を使い切ったためしがないので、30キロ踏み切っても持つに違いないとタカをくくってベタ踏みする。折り返しの直後二キロは向かい風が最も厳しい区間なので、ここが勝負どころと見てダンシングで時速37キロを切らずに乗り切る。その後は40キロにのせるように踏み続ける。復路は往路以上に足を使って乗り切った。心拍は180と、レース時のMAX190より10も低かった。20キロ付近からきつくなるが、頑張れる機会は今しかないと思うと頑張れた。とは言え、最初から踏み続けたためにラスト3キロくらいでついに足が使い果たされる。気を抜くと36キロ台まで落ちる。最後の一キロはどこから力が出てくるのか時速43キロくらいまで上がる。上がるならもっと前から上がれよ自分、と突っ込んでレースは終了した。後から知ったが、自分の後ろには一秒以内に二人がランクインしていた。平松さんから「エアロダイナミクスを考慮した場合、フランスパンは差したまま走ったほうが良い」とアドバイスを頂いたが、差さなくてよかったと思う・笑。

今後の課題 六月のTTT練で「巡航速度を上げる」という課題はクリアできた。七月はアタック力をつけて、レース展開の中で慎重かつ大胆にアタックチャンスをモノにできるようになりたい。

スペシャルサンクス 新藤にハイドレーションバッグを借りました。ハイドレーションバッグは、補給の役割のみならず、口をすすいで息をしやすくしたり、走りにメリハリをつけることに一役買ったり、実に有効に機能しました。首都ありがとう新藤。OBの平松さんのおかげで、当日ホイール交換などが円滑に進みました。秋田まで遠路はるばるありがとうございました。谷川さん、高級車のエスティマを遠征のために貸していただき、どうもありがとうございました。また岩崎会長、三宅監督は、毎度のことながら貴重なお時間を学生のレースのために使っていただき、どうもありがとうございました。