UTokyo bicycle racing team

鴨川,その後のあがき

3/13~3/20 鴨川合宿

 

2月に距離を漕いでいなかったので爆死するんでは?という恐れを持っていたが想像よりしっかりメニューに取り組むことができた。ゲニアと土佐路は遠路はるばる参加してくれてありがとうございました。特にゲニアは合宿最終日に東大勢が全員ボロボロになっている中で1人無双していたのが印象的だった。回復力の差がえぐい。

今回の合宿の個人的なテーマは「安全マージンの縮小」であった。前後左右共に必要以上の間隔を空けてしまう癖があることを指摘され,特にTTTでは前の人間の真後ろではなく少し横にずらした状態で走行しがちであり,それによるパワーロスがかなり大きかった。また,先頭から降りてくる際の隊列との間隔が広かったり,他の人間が降りてきて自分の横に来た際にかなり右にずれてしまっていたので,合宿後半のペース走などでは肘が当たるか当たらないかという距離まで横を詰めることを意識して漕いでいた。前との距離に関してはこれまでホイール半分ほどの間隔で漕いでいたが,TTTの場合はこれは恐らく空き過ぎなので,これから少しずつ詰めないと。

また,ゲニアからポジションの話を聞き,またパフォーマンスが伸びないのはポジションのせいでは?と指摘されたのもあり,合宿後にいろいろ自転車自体のポジションや乗り方を変えて色々と考えていた。その結果,パフォーマンスが伸びない本質的な原因はポジションそのもの以上に「体重が使えていないこと」ではないか,と気づいた。出力を出そうとするときに,脚の筋肉で頑張って踏んでいるからすぐに疲れてしまう。本来人間の体重はそれだけでペダルを回すのに十分なはずで,うまくペダルに荷重を乗せられればもう片足を抜重するだけで自転車は進むはず。そこで試しに前乗りした上でハンドル荷重をこれまでよりも抜いてペダルにかける荷重の割合を増やすと,四頭筋にかかる負荷を軽減できて,リラックスした状態で高いパワーを出せた。脚の軌道のイメージとしては1時から7時に,後ろに伸展していく感覚になった。メニューをやってみて手応えがあったので,しばらくこの方向性でフォームを作ろうと思う。この乗り方は結構体幹を使わされる(上体をあまりハンドルで支えないから)ので,体幹レーニングもこれまでよりしっかり取り組みたい。

感覚の備忘録のようで分かりづらい。もうちょい突き詰めて言語化できるといいな。