UTokyo bicycle racing team

言いたくないねえ

お疲れさまです。先日の川島町役場クリテリウムは惨敗でした。去年の1月川島クリテも風邪を引いていましたが今年も引いてしまいました。途中まではなんとか頭を働かせられましたが後半は前にしがみつくのが精一杯でした。ゲニアはしっかり優勝していて素晴らしい。来月はバトルすることになるのか。

 

さて、ほぼ今年度の試合が終わったわけですが1年目の選手がほとんど完走すらできていない現状です。

測定の数値が選手の強さを説明しきることはありませんが、基本的に技術が伴わない1年目については測定値が「試合においてどれだけ生き残れるか」の重要な指標であることは間違いありません。青木松下以外はおしなべて測定値が貧弱、これはまあ間違いなく「全体練習に来ないこと」に起因する。全体練は長時間脚を使うので、そういう状態でのトレーニングがミトコンドリアが脂肪をパクつく能力を効率的に上げてくれるんですよね、多分。特にこの能力の上昇は競技初心者では著しく、「初心者はとりあえず距離乗っとけ」という脳筋メソッドが経験則的に全国津々浦々語り継がれるのにはこういったバックグラウンドがあるのでしょう。これが足りてないからすぐきつくなる、というよりきつくなるパワーが低い。

 「バイトとか訳わからん用事とかで休むな、部活動を何やと思ってんねん」という声を上げる方もいると思います。しかしこれは1年目の怠惰だけによるものではないと思っています。まあ、いわゆる宇治の特例を認めてしまったがために「全体練習は任意参加なのだ」という認識を1年目の初期に与えてしまったのは上級生の過失とも言うべきでしょう。また、この競技でモチベーションをコンスタントに保つのは困難であることは自分自身よく分かります。全体練習、1日の拘束時間が長いためコスパが悪いように思えてしまう。一度染み付いた悪癖と呼ぶべきものは中々取れるものではありません。

 ここでやる気がないならやめろ、才能ないからやめろと言うのは野暮というものです。実際やめられたら困るわけで、その段になって辞めちゃうんじゃないかと心配するようなブサイク対応はいただけません。北海道日本ハムファイターズ第三セクター札幌ドームを彷彿とさせますね、うちの選手に日ハムほどの価値はありませんが。

 まあとにかく全体練はトレーニング効率がいい、人と走ることで一人より大きな力を発揮できる。人と走るので多少はテクニックもつく、のでちゃんと参加してほしいですね。部活動という存在を上手く活かしてください、土日しか活かせる日はありませんよ。やらない理由を見つけるのが上手くなったら成長はすぐに止まります。