UTokyo bicycle racing team

捲土重来

 乳酸を疲労物質と考えるなら、乳酸はエネルギー源としても使われるのでダウンやインターバルのつなぎは血中乳酸濃度がそこまで上がらないLT下までならパワーをあげてもいいんじゃないだろうか。まあ疲労は多因性だから一概には言えないだろうけど...

  川遊びを久々にして思いましたが、足元に健康マットがある状態で足をぐいぐい押され続けたら浅くてもこけますわ。人間30cmの深さがあれば溺れるってほんまなんやろなあ。

 

 

8/19

ペース走30m ave224w np275w アップダウンが多くてNPが高めになった。

7m登り 348w 350w 361w6’51”

スプリント

 

8/20

ペース走 30m

TTT 4m

5m登り 358w 354w 381w(4'47) 344w 334w

スプリント 

 

今日からはからは順天と練習させていただくわけだが、初めて重田君と走らせてもらった。1年で全日本完走者でRCSでも積極的にレースを動かしている選手だったのでかなり恐れていたわけですが、まあ色々考えさせられましたわ。ロードレースとか強い人は結局有酸素運動能力の高い人ばかりだと思っていたんですが、重田君はペース走やメディオ強度の5分走で千切れる感じでビックリしたわけです。なんだあいつ弱いんだなということではなく、レースで勝利に近づくために必要な能力は普段自分が行っているトレーニングで得ることができていないんじゃないかと感じた。まあスプリントは普通に強くてシクロクロスもやってるらしいのでクリテリウムとか強いのは納得なんだけれどペース走や5分5倍出ないのに全日本が完走できるとは...特別調子が悪いわけではなかったらしいので、テクニックの部分で大きく差があるのだろうか。実際スプリントも1本目に比べて3本目では駆け出しから完璧にギア選択が行えていたので大きく離されてしまい、やっぱりパワーも使い方なのかと。うちは何分何ワットみたいな部分しか目標というか強さのパラメータがなく、ローラーでパワーを出すことに執着しすぎて技術的な向上も乏しく普段の練習で自転車競技における根本的な競争という部分が抜け落ちているように思える。パワーメーターのない1年生も普段の練習で具体的な目標がないとモチベーションも保ちづらいし、大垂水のタイムとか競ったらいいんじゃないですかね。秋から色々試しながらやりたいな。

 

 

 

柿木さんのお話

うちの部の練習に足りないもの:学生には1度2度は高いパワーを出せるがそのパワーを数時間後にも出せる選手は少ない。回復力はLTに比例するが上の話は回復力とは別の話。パワーの持続力は1日で高い強度を何度も足がなくなるまで繰り返すことでつくはず。高い強度を一発出すよりもなんども細かく休みながら同じような強度を出す(その高強度の総走行時間を長くしたい)グリコーゲンは1日では回復しきらないので数日かけて足を使い切るという方法でも良い。福島合宿で7分TTTが多かったのは普段のペース走では強度が足りていなかったためその部分をTTTで補っていたらしい。